モデルのエムラタことエミリー・ラタコウスキーが、ビキニ姿でシャワーを浴びているセルフィーをインスタグラムに投稿。まるでなにも身につけていないように見える後ろ姿では、彼女の自慢のヒップが際立っている。
これはエムラタがプロデュースする水着ブランド「Inamorata」と「Mirror Palais」のコラボコレクションのPRのために投稿されたもの。オレンジのビキニを付けたエムラタのヒップは、水滴でいつもより艶っぽく見える。今年の「ウーマンズ・デー」には、2歳の長男シルベスタ・アポロを妊娠中のマタニティ・ヌードの画像に、自らを「おいしそうなヒップをもつ豊穣の女神」と称していたことからも、ヒップは彼女が自信を持つパーツだということがわかる。たしかに、ほっそりした手足にボリュームのあるグラマーなヒップは、彼女を女神のように見せている。スリーサイズは上から、88cm・61cm・86cmというから、まさにバービー人形のようなバランスをしたボディの持ち主なのだ。
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性的魅力で成功することと、フェミニストであることの矛盾
ただし、彼女が脱ぐのはその完璧な肢体を見せつけるためだけではない。作家として『My Body』という女性の身体について書いたエッセイも出版し、フェミニストとして知られるエミリー。この本では性的魅力を武器に成功することと、フェミニストとしての主張の矛盾と葛藤に悩む姿が、赤裸々に綴られている。かつてハーパース・バザーのインタビューでは「ブルカだろうがタンクトップであろうが、女性は着たいと思うものを着て、好きなように自分を表現できるべき」と語っていた。
セクシュアリティの表現は、個人の選択の自由に委ねるべきだ、というのがエミリーの主張。その一環が、肌を露出する服装やヌード・セルフィーの投稿だというわけ。
しかし一方でそこには、若くて美しい女性が身体を露出することで注目を集めることに慣れてしまったあと、年老いて行って容姿が衰えた時にどうやって自らのアイデンティティや商品価値を保つのだろうかという危険性も、同じ女性だからこそ感じてしまう。そういった意味でも、今後エムラタがどんな風にフェミニズムやヌードに対する意識を変えていくのかが、興味深いところだ。
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