ニューヨーク発のハンバーガーレストランとして、日本でも根強い人気を誇る「シェイク シャック」が、このたびミシュラン2つ星のシェフを迎えて、限定バーガーを開発。5月27日に東京で、28日には大阪で発売されるメニューをひと足に試食した。使われたのは意外な食材だった!
ミシュラン2つ星シェフとのコラボが実現
空前の肉ブームに沸く東京に日本第一号店がオープンしたのは2015年のこと。素材を吟味し、サステイナブルな美味しさを実現した“次世代型のグルメバーガー”を求める人で店は連日、大盛況。その様子はメディアでも大々的に取り上げられ、日本でのハンバーガーの地位向上やファン層の拡大に大いに貢献した。
それまでのハンバーガー=ジャンクフードというイメージを払拭したのは、ホルモン剤や抗生剤不使用の食材を用い、店内のインテリアにも廃材を再利用するなど、アメリカ本国の店舗と同様に先進的な取り組みがあったからこそ。
美味しく、安全であることを前提に革新を続けてきた「シェイク シャック」は、これまで、店舗を展開するさまざまな地域であらゆるコラボレーションを仕掛けてきたが、その日本第4弾として登場するのが、大阪の2つ星レストラン「ラ シーム」の高田祐介シェフによる1日限定のスペシャルなハンバーガーだ。
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シェイク シャックの基本を守りながら、ローカルの食文化を取り入れたアレンジ
「ラ シーム」の高田祐介シェフといえば「アジアのベストレストラン50」や「世界のベストレストラン50」にもランクインするなど、国内外の美食家から注目を集める存在だ。故郷の奄美大島の食文化や素材をはじめ、国産の食材にスポットを当てたフランス料理は、日本人シェフとしてのアイデンティティとアイデアにあふれ、2012年にミシュランの1つ星を獲得、2016年には2つ星に昇格し、その地位と人気を揺るぎないものにしている。
今回のコラボレーションは、もともと高田シェフが「シェイク シャック」の大ファンだったことから実現。休日は頻繁にシャックバーガーを食べるほどのヘビーユーザーというだけあって「シェイク シャックの世界観を守りながら、いかにオリジナリティや新しさを出すかを考えるのがとても楽しくてわくわくした」と話す。
いくつも試作を重ねるなかで特に注力したのが、バンズと具材のバランス。“どて焼き”など、大阪独自の食文化を取り入れることも考えたが、シェイク シャックのバンズがもつ、もっちりと歯切れのよい食感を活かしながら、カラフルで心が弾むようなビジュアルも意識した。
そうして完成したのが、日本人に馴染みの深い千枚漬けを使った「ラシーム シャック」だ。ホルモン剤フリーのアンガスビーフを使ったジューシーなパティにさっぱりとした風味の千枚漬けを合わせるという発想にも驚くが、実際に食べてみると鼻にふわっと抜ける柚子の爽やかな香りや乾燥させた小海老や唐辛子など、数種のスパイスをブレンドした特製のシャックソースが見事に融合している。
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高田シェフの遊び心があふれる、もうひとつのコラボメニューも!!
もちっとしたバンズと小気味のよい千枚漬けの食感のコントラストも楽しく、単なる“和のフレーバー仕立てのハンバーガー”とは一線を画すまったく新しい味わいに気分が高まる。
そして、嬉しいサプライズがもうひとつ。ハンバーガーのほかに今回はシェフコラボ初となるシェイクも登場。こちらは「ラ シーム」定番のミニャルディーズ(小菓子)に着想を得て誕生したシェイク。
バナナやみかん、りんごなどのフルーツと「シェイク シャック」のバニラフローズンカスタードを合わせたシェイクはさっぱりとした甘さでどこか懐かしい味わい。東京は5月27日に外苑いちょう並木店で、大阪は5月28日に梅田阪神店で、それぞれ1日限定で販売。またとない夢のコラボレーションだけに、行列覚悟で足を運ぶ価値があるはずだ。
シェイク シャック外苑いちょう並木店
住所:東京都港区北青山2-1-15
電話番号:03-6455-5409
営業時間:11:00-21:00(L.O. 20:30)
無休
シェイク シャック梅田阪神店
住所:大阪府大阪市北区梅田1-13-13 阪神梅田本店1F
電話番号:06-6147-8340
営業時間:10:00-22:00(L.O. 21:30)
無休