波や海との一体感を味わえるマリンスポーツのひとつ、サーフィン。だが、サメと遭遇するリスクがあることも忘れてはいけない。では、もし海でサメと出会ったら、どうすればいいだろう? ハワイでサーフィン中にサメと遭遇した男性が、パンチとベアハッグで生き延びた実話を紹介しよう。
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常夏の島ハワイでは、波に乗ってから仕事に行ったり、休日は海に出たりというライフスタイルを楽しんでいるローカルが多い。そんな一人が、58歳の男性マイクだ。
マイクは4月、ホノルル市街から近いサーフィンスポットに向かった。時刻は午前6時過ぎで、周囲はすでに明るくなっている時間帯。サーフィンの合間、サーフボードに腹ばいになっていたマイクは、右足を何かに噛みつかれたことに気づいた。「その強さから、すぐにサメだとわかった」という。足を放してくれるよう祈った彼だったが、すぐにサメと闘うことを選んだ。
流れる自身の血で、周囲の海が真っ赤になる中、夢中でサメにパンチで応戦。さらに、腕で相手の胴を締め付ける格闘技の技「ベアハッグ」のように、サメを腕で締めたそうだ。そしてエラに手をまわしたとき、サメはついに離れていった。
この戦いに気づいた周囲のサーファーがすぐに駆け寄り、リーシュコード(サーフボードが流れないように使う紐)を使って止血。岸まで彼を運んでいった。その際、右足の膝から下はほとんど骨しかなかったそうだ。
その後、手術を受け、右足の膝から切断することになったのだが、救急隊員によると、仲間たちが止血していなければ、出血多量で死んでいた可能性が高かったという。
マイクは「パンチしたけれど、水の中では弱く遅く感じた。そこでサメの目を狙おうと腕をサメに巻き付けるようにした」と振り返っている。「サメがまだ自分を襲っているのに、友人が自分を助けようと向かっているのに気づき、友人の勇気が信じられなかった」と、助けてくれた友人や周囲のサーファーへの感謝の気持ちを語った。
彼のこのストーリーを紹介した動画には、「彼とその友だちはなんて勇敢なんだ!」「こんな攻撃から生き延びる人がいることに驚く」「まわりのサーファーは本当のヒーローだ」などのコメントが寄せられている。
マイクの勇敢さと仲間のサポートによって助けられた彼の命。小学生のときにサーフィンを始めたというマイクは、「またサーフィンをすると思う」と語っている。
https://www.cbsnews.com/news/shark-attack-survivor-mike-morita-punches-swearing-bear-hug-hawaii/
https://www.youtube.com/watch?v=Mi4ze3sKGAs
https://www.youtube.com/watch?v=yOKwN9l-L6A
https://www.youtube.com/watch?v=_jClTmn5UwE
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Hawaii surfer who lost his foot in a shark attack survived by punching and swearing – and with a "bear hug." https://t.co/fi8xnBzZ1B
— CBS News (@CBSNews) April 14, 2023