現代美術家、SHINSAKU DWがOFS.TOKYOで初個展

  • 文:Pen編集部

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<FRANNY AND ZOOEY>(from the series「corridor」)(left/right) 2012 ©SHINSAKU DW

3月に東京・白金から池尻大橋へ移転したばかりのギャラリー&ショップ「OFS.TOKYO(オーエフエス ドット トーキョー)」で北海道を拠点に活動する現代美術家、SHINSAKU DW(シンサク・ディー・ダブリュ)の個展『404 NOT FOUND』が開催中だ。

OFS.TOKYO(OUR FAVOURITE SHOP + OFS GALLERY)は、KIGIの植原亮輔と渡邉良重、ブルーストラクト、有志のクリエイターらによる共同運営で、KIGIや関連クリエイターのプロダクトを販売するほか、独自の視点でセレクトされたナチュラルワインや食材、自主企画の展覧会など、“Our Favorite(わたしたちのお気に入り)”が集まる場所。ギャラリーでは展覧会やプロダクトの展示販売会、イベントなどが定期的に開かれる。

移転後第二弾の個展となる今回は、東京では初お披露目となるSHINSAKU DWの作品が並ぶ。アルミニウムに銀色のペイントを施した、ミニマルで幾何学的な作品が特徴だ。

「奇をてらうこともなく、流行りに媚びることもなく、想いや哲学があって純粋に表現を追求し続けてきたところが魅力的。さらに帯広の小麦畑で農家の仕事をしていたり、数年前からカーレースにも出場したりしていて、彼の制作の文脈を見ると、作品がさらに面白く見えてきます。自然や人間がつくりだす秩序の中でときに従い、ときにはみ出すのが人間であり、またSHINSAKU DWの生き方なんでしょうね」

 KIGIの植原さんは SHINSAKU DWの魅力をそう語る。

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<Have You Ever Seen The Rain? #1>(left/right) 2008 Exhibition view at Sapporo Art Park Museum © SHINSAKU DW

SHINSAKU DWはクリフォード・スティルやフランク・ステラをはじめとしたアメリカの抽象表現主義やミニマリズムの作家に強く影響を受けてきたという。アルミニウムという素材に出会ったのは1995〜96年頃。半立体作品を手がけた時期を経て、2000年頃からアルミニウムを使った平面作品に取り組むようになった。北海道出身の彼にとって「木や竹、鉄や銅といった歴史を感じさせる素材より、ニュートラルなアルミニウムの方がしっくりきた」という。

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©SHINSAKU DW

一見ミニマルで無機質な作品だが、よく見ると絵画の表面には刷毛跡とともに細かな傷がつけられていたり、マット加工をした部分と意図的に光らせた部分をランダムに配置していたり。作品を見る位置や展示空間の光の入り方によって、表情が変わる複雑性を忍ばせている。 

本展では今回のために制作した最新作と近作を合わせて展示。彼の作品をモチーフとしたグッズも販売されるとのこと。新しい才能を見に、ぜひ足を運んでほしい。

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©SHINSAKU DW
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<DE DAUMIERーSMITH’S BLUE PERIOD>(from the series「Parallelogram」) 2012 ©SHINSAKU DW

 

SHINSAKU DW作品展『404 NOT FOUND』

開催期間:2023年4月28日(金)〜5月28日(日) ※作家在廊日は4/28(金)、5/28(日)

開催場所:OFS GALLERY 東京都世田谷区池尻3-7-3 OFS.TOKYO 

TEL:03-6677-0575 

開廊時間:12時〜20時(最終日は18時まで)

休廊日:火・水

入場無料

http://ofs.tokyo/shinsakudw