YouTubeチャンネルの「The Q」が、また常識を超えた新作を発表した。同チャンネルは自転車を中心とした斬新なDIYの数々を披露している。
今回登場した新作の「おかしな四角いサイクリング」では、前後輪とも真四角のタイヤが登場。市販の自転車に、自作の四角い前後輪を組み合わせた。
その走行方法は、想像の斜め上を行く。タイヤが不格好に回転しながらデコボコなライドをもたらすかと思いきや、実はそうではないようだ。
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地面をスーっと移動の新感覚
動画で制作者がペダルを漕ぐと、四角のタイヤはまったく回転しない。代わりに、タイヤ表面のゴム部分だけが、四角の周囲をぐるぐると回転移動。キャタピラのようにして前進する。
タイヤもスポークもまったく動いておらず、キャタピラの動きは遠目にほぼ分からない。しかし自転車は、それでも前へ進む。まるで自転車が氷上を滑っているようにすら錯覚する、不思議な光景だ。
The Qによると、ハンドルを切って曲がることも可能だという。
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ゲームから得た発想、手の込んだ制作で現実に
動画によるとThe Qは、ゲームに登場するローポリゴンの車の四角いタイヤに衝撃を受け、実際に自転車で再現してしまおうと考えたようだ。
錆びきった鉄材を調達すると、金属加工を施し、数々の工程を経て正方形の枠組みを完成させた。枠の外側に等間隔でローラーを仕込み、回転するキャタピラ状のタイヤ表面をこのローラーで支持している。
タイヤは通常のものよりも幅広になっている。1辺全体で接地するため非常に安定しており、スタンドなしで自立する。まったく傾かずに自立するその姿は、どこか違和感がありながらも、通常の自転車にはないスタイリッシュな印象を同時に漂わせる。
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クリエイティブな努力に視聴者が敬意
動画は4月9日に公開され、再生回数は約10日間のうちに200万回近くに達した。
視聴者からは、発想力と技術力に感嘆の声が相次いでいる。コメント欄には、「信じられないくらいの努力をプロジェクトに注いでいる！」など温かいコメントが目立つ。
とくに実用上のメリットを追求したタイプの作品ではないが、あえて効果を挙げるならば、公園で注目の的となることだろうか。
ある視聴者は「人がいる場所で乗ってほしい。寄ってきて驚いて、『どういうこと！？』ってきっとなるよね（泣き笑いの絵文字）」とのコメントを残した。
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創作意欲がとまらない…過去にはタイヤ半分の自転車も
同チャンネルはこれまでにも、ユニークな発想の自転車を公開してきた。「かんたんな自転車の算数、0.5 х 2 = 1輪」と題された動画では、後輪のタイヤに改造を施し、半分に切った車輪2つに置き換えた自転車が登場する。
前進するとタイヤの欠けた部分が接地し、ボディが沈んでしまうようにも思われるが、動画では軽快なライドを披露している。
2つの後輪の接地タイミングがちょうど180度ずれており、片方が接地面を失った瞬間にもう一方にバトンタッチすることで車体を支える。
こちらも実用性のメリットは「目立つ」以外にないようだが、直感に反してスムーズに突き進む自転車はまるで視覚トリックのようでもあり、新鮮な感覚を視聴者にもたらしてくれる。
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有用な（？）盗難対策アイデアも
加えて、利便性を感じさせるコンセプト的な作品も公開されている。「自転車を巻き付けろ」の動画でThe Qは、自転車全体が施錠装置になるセキュリティを披露した。
フレームに設けた固定装置を解除すると、内部に仕込まれたワイヤーが伸張。それまで堅かったフレームが、複数の筒状のパーツに分かれてぐにゃりと曲がる。街角の街灯などを取り巻くようにして、フレーム全体で自転車をロックできるという。
走行中にフレームがバラバラにならないかと心配になってしまうが、こちらもひとつのアイデアとして多くの視聴者を驚かせたようだ。
これまでにない発想と、それを実現してしまう制作力を兼ね備えた「The Q」。これからも常識を超えた新作を披露してくれそうだ。
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【動画・画像】「予想の斜め上」四角いタイヤで走る変型自転車、独特なムーブにネット驚愕
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創作意欲がとまらない…過去にはタイヤ半分の自転車も
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有用な（？）盗難対策アイデアも
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