チャールズ王の戴冠式にメーガン妃は欠席…王室ウォッチャーの反応は？

  • 文：山川真智子
Share:

チャールズ英国王の戴冠式に招待を受けたヘンリー王子とメーガン妃の出欠に注目が集まっていたが、英メディアが王子のみ出席すると報じた。公務を引退しアメリカに渡った夫妻と王室との距離は広がっており、身内批判満載の王子の回顧録の出版で、関係はさらに悪化しているとされる。王子のみ出席の報道に、王室ウォッチャーたちが不快感と安堵との入り混じる反応を示している。

---fadeinPager---

出欠の返事が大幅に遅れ…やはりメーガン妃はノーだった

ガーディアン紙は、ヘンリー王子夫妻からは戴冠式の出欠の返答期限を過ぎても返事がなく、主催者側をかなり焦らせていたと述べている。結局ヘンリー王子のみの出席に落ち着いたことは、夫妻と王室の不和は依然として深刻という話に油を注ぎ、欠席を決めたメーガン妃の態度を失礼と取る人も出るだろうとしている。


第一子誕生後、公開された王室の家族写真。こんな平和な時代もあった。

---fadeinPager---

出てもいいことは一つもない？メーガン妃欠席の理由

ミラー紙は、メーガン妃欠席の理由をあげている。まず第１に、王室との関係が最悪になっていることがある。特に、新エディンバラ公爵夫人となったソフィー妃とは以前から確執が噂されている。これまで格下扱いしていたソフィー妃が公爵夫人に格上げとなり、戴冠式で顔を合わせるのは、メーガン妃としてはバツが悪いのだろうとした。さらにキャサリン妃ともうまくいかず、故女王の葬儀でも交流を避けていることから、再会するのは気まずいはずだとしている。

ソフィー妃のメーガン妃への冷たい視線に言及するツイート

---fadeinPager---

不和が露呈する前のキャサリン妃とメーガン妃

---fadeinPager---

第2の理由は、息子アーチ―君の誕生日が戴冠式と同じ5月6日であることだ。これが出席をためらう大きな理由だったとしている。

3つ目の理由は、国王の孫で、既に王子と王女の称号を得ている、アーチー君とリリベットちゃんが招待されなかったことだとしている。もっとも、消息筋によれば、幼い2人に戴冠式は耐えられないとして招待されなかったという話もある。同じ孫のウィリアム皇太子の子どもたちの場合は年齢も上で、すでにいくつかの公式行事を経験していることから、参加に問題なしと判断されたようだ。メーガン妃は、子どもたちを残しての渡英を望まず、ヘンリー王子のみの出席を選んだとしている。

すっかり成長したウィリアム皇太子とキャサリン妃の子どもたち

---fadeinPager---

4つ目の理由だが、アメリカ人のメーガン妃にとって、戴冠式がそれほど重要なものではないということだ。夫のように王族との絆に縛られているわけではなく、出席したいという気持ちがそれほど強くないのも納得がいくとミラー紙は述べている。

最後に上げられた理由は、夫妻の人気の低下だ。イギリスだけでなく、アメリカでも2人の人気は低下しており、戴冠式に出席しメディアに取り上げられることで、さらに不人気が加速することを恐れたのかもしれない。

米アニメ、『サウスパーク』でからかわれた後、大幅に人気が低下したとされる

---fadeinPager---

1人でも、来ないよりは良かったが…王室ウォッチャーが苦言を呈す

戴冠式にヘンリー王子のみが出席することが分かると、王室ウォッチャーがメディアに続々と登場し意見を述べた。

ジャーナリストのダン・ウートン氏は、GBニュースのインタビューで、アーチ―君の誕生日の件は言い訳に過ぎないと主張。メーガン妃が戴冠式に出席しないのは、イギリス国民からブーイングを受けるのが嫌だからだと述べた。そもそも夫婦で王室がらみで稼いでいるため大衆の反応には敏感で、特に嫌われているメーガン妃は行かないほうが得策と判断したようだとしている。

歯に衣を着せないウートン氏のコメント。個人的にはヘンリー王子も来てほしくないと述べた。

タブロイド紙の元編集者のケルヴィン・マッケンジー氏は、どこの家でも嫁が家族の不和の発端ということはよくあると指摘。だが王室の家族の問題を大衆にここまで見せてしまったのは行き過ぎで、今後の問題拡大を防ぐためにも、ヘンリー王子だけ出席にしたのは賢明だったとした。元国会議員でコメンテーターとしてメディア出演するジェリー・ヘイズ氏は、チャールズ王には父親という側面もあると指摘。問題児とは言え息子が来てくれるのはうれしいだろうとし、メーガン妃のことなどどうでもいいと述べた。

トーク番組に出演したマッケンジー氏とヘイズ氏。今回の判断は妥当としている

---fadeinPager---

故エリザベス女王の元報道官のディック・アービタ氏は、英トークTVの番組に出演し、そもそも戴冠式の主役はチャールズ王だと指摘。これまでの数々の非礼からヘンリー王子がどれだけ信用できるかは分からないが、注目を父親から奪わないのなら、出席は正しい決断だとした。

本来の主役はこの2人なのだが…

英トークラジオ局、LBCにインタビューされた王室特派員のキャロライン・アストン氏は、強烈な皮肉を披露。回想録で性器に凍傷を負ったと書いたヘンリー王子なら、戴冠式で受ける「冷たい視線」にも耐えられるだろうと述べ、メーガン妃が欠席なのは「理想的解決策」だとした。

2人で出席したとしても冷たい視線を受けることは確実か？

英テレビ局ITVによれば、ロンドン滞在中のヘンリー王子のセキュリティについての手配は未定だという。また、戴冠式で特別な役割が与えられるか、他の王族とともに宮殿のバルコニーに登場するかは確認されておらず、続報が待たれる。

関連記事

---fadeinPager---

【画像・動画】チャールズ王の戴冠式にメーガン妃は欠席…王室ウォッチャーの反応は？


第一子誕生後、公開された王室の家族写真。こんな平和な時代もあった。

---fadeinPager---

出てもいいことは一つもない？メーガン妃欠席の理由

ソフィー妃のメーガン妃への冷たい視線に言及するツイート

---fadeinPager---

不和が露呈する前のキャサリン妃とメーガン妃

---fadeinPager---

すっかり成長したウィリアム皇太子とキャサリン妃の子どもたち

---fadeinPager---

米アニメ、『サウスパーク』でからかわれた後、大幅に人気が低下したとされる

---fadeinPager---

1人でも、来ないよりは良かったが…王室ウォッチャーが苦言を呈す

トーク番組に出演したマッケンジー氏とヘイズ氏。今回の判断は妥当としている

---fadeinPager---

本来の主役はこの2人なのだが…

---fadeinPager---

2人で出席したとしても冷たい視線を受けることは確実か？