将来お宝になる可能性大! 買収決定で、クレディ・スイスの記念品の価格が高騰

  • 文:山川真智子
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経営不安が高まっていたクレディ・スイス・グループが、スイスの金融機関最大手、UBSグループに買収されることになった。この発表の直後から、クレディ・スイスの社名やロゴが入ったグッズの出品が急増している。ブランドが消えてしまえば希少価値を持つ可能性もあり、オンライン・マーケットは売買で大賑わいだ。

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クレディ・グッズ続々出品へ 延べ棒まで大放出 

(約28グラムのミニ延べ棒)

ロイターによれば、USBによる買収が発表されてから数時間のうちに、クレディ・スイスの社名やロゴの入ったグッズが売り出されたという。スイス国内で最も人気のあるオンライン・マーケットには、167年の歴史をもつクレディ・スイスの名前が刻印された数十本の金の延べ棒がアップロードされたということだ。

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2.5グラムのミニミニ延べ棒

CNNによれば、10グラムのミニ延べ棒は、3月21日時点で661フラン(約9万5000円)でスイスのオンライン・マーケットに出品されていたという。日本の有名貴金属店の小売価格と比較し、数千円のプレミアムが付いた価格になっていた。

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意外なものも売り出し中 ソーシャルメディアでも話題

金の延べ棒の他にも、切手、メモ帳、時計、スポーツバッグなど、様々な社名やロゴ入りのクレディ・スイス・グッズが転売サイトで販売されている。CNNによれば、スイスのサイトでは、120ドル(約1万6000円)の値段が付いたロゴ入りのスキー帽に、46人もの入札者があったという。「クレディ・スイス リスク管理インターン」と書かれたキャップは、35フラン(約5000円)で出品されていた。

ロゴ入りスキー帽。スイスのオンラインサイトでは大人気

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“危機管理”のインターン用に作られた、今となってはやや皮肉めいたキャップ

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ソーシャルメディアでも、記念品や販促物と思われるグッズが投稿されている。

テニスのフェデラー選手をフィーチャーしたカップ。合併でお宝になる可能性大

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中国語圏で旧正月に配られていたお年玉袋

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シンガポールの投稿者は、12年分の干支付きお年玉袋を集めていたということ。かなりの価値が付きそうな予感……

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社名の存続は未定…だが入札合戦は続く

CNNによれば、UBSグループは、クレディ・スイスの投資銀行業務を大幅に削減するとしているが、今年後半に買収が完了した後に、社名を残すかどうかはまだ明らかにしていない。

一部のバイヤーたちは結論が出される前に、将来歴史的遺物になることを期待して、クレディ・スイス・グッズへの激しい入札合戦を繰り広げているという。価格の高騰はしばらく続きそうだ。

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【画像】将来お宝になる可能性大! 買収決定で、クレディ・スイスの記念品の価格が高騰

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(約28グラムのミニ延べ棒)

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2.5グラムのミニミニ延べ棒

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