袖を通したことがない人でも、この一枚を知れば思わず着たくなるだろう。軽やかで遊び心あるチャイナシャツは、大人の冒険心を駆り立てる。
作品自体はもちろん、力強い生き様に多くの人が憧れを抱き、〝パパ・ヘミングウェイ〞の愛称でいまもファンを魅了するアーネスト・ヘミングウェイ。パパスというブランド名は、かの文豪の愛称に由来することをご存じだろうか?
キューバやスペイン、フランスなど、世界を旅したヘミングウェイ。実用性や機能性を重視する彼が愛用した服の中でも、最もアイコニックなのが開襟の「グアヤベラシャツ」、俗にいうキューバシャツであろう。首を締めつける服が嫌いだったからという理由は、彼のライフスタイルを思うと納得できる。そんなヘミングウェイがもし生きていたら、どう思い、どう着こなすだろうかと想像をかき立てられるのが、ここで紹介するチャイナシャツだ。
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リネン素材の風合いを活かした、「軽く羽織る」着こなし
まず品質を最も左右する素材について。1986年のブランド誕生当初から、素材の特性を活かすべく、四季折々の気候に適応し、天然素材を中心にこだわり抜いたものづくりを続けるパパスらしく、厳選したリネン糸を使用。
この糸についての詳細は以下のキャプションにその役目を託すが、糸を撚る際の加工や染色、製織にいたるまでのすべての工程を日本国内の工場で行っている、パパスのオリジナル素材だ。
また、初めて袖を通した瞬間から肌に馴染む服を追求し続けているというパパス。カジュアルアイテムのほとんどに生地の段階から加工が施されているが、このチャイナシャツも例に漏れず、ソフトワッシャー加工を施して生地全体をソフトな風合いに仕上げている。
そして肝心なのが、この上質かつ特徴的なチャイナシャツを、どう着るか。リネン素材のやわらかさを存分に発揮すべく、あえて「軽く羽織る」という着こなしを提案したい。たとえばトップ写真でモデルが着用しているようにクラシックなトラウザーズにオープンカラーシャツを合わせ、あたかもジャケットのようにこのシャツを羽織ってみる。その出で立ちは、ほどよく肩の力が抜けたようで、なんとも軽やかではないだろうか。
ヘミングウェイが、そんな装いをどう評するかは知る由もない。だが、個性あふれるこのチャイナシャツが彼の冒険心をゆさぶるであろうことは想像にたやすい。このシャツが私たちの日常に、冒険にも似た新鮮さをもたらしてくれることは間違いない。
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PAPAS 丸の内本店
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル 1F
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