米ゼネラルモーターズが海外で販売する大型乗用車「シボレー インパラ コンバーチブル」をベースに、ダンスを踊るかのようなカスタム車が登場した。1964年式をベースに、ファンがカスタマイズしたものだ。
ボディはメタリックなブルーで仕上げられ、ネイビーのソフトトップ(幌)がアクセントとなっている。内装もネイビーとしており、シルバーのパーツとのコントラストが鮮やかだ。
シボレー インパラは、「ローライダー」と呼ばれる車高を低くするカスタマイズのベースモデルとして人気を博している。本個体も一見、例に漏れずローライダー仕様となっているが、車高の高さを自在にコントロールできるギミックを搭載した点でユニークだ。
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4輪の高さが変わり、傾斜姿勢も自由自在
米自動車情報サイトのウォブ・カーズは、このシボレー インパラがまるでダンスを踊るかのような動画を公開している。
動画では広々としたガレージの中央に本社が鎮座しているが、車高は高めの状態だ。すぐに後輪の高さが落とされ、車体は軽くウィリーしたような角度に傾斜する。高さを失った後輪は外側からはほぼ見えず、ボディに格納されたかのような状態だ。
続いて前輪も同様に低く設定すると、4輪の高さが揃い、見慣れたローライダーの形状としてボディはつかの間の安定を見せた。ところがこれに留まらず、カスタムのインパラはさらに荒々しく躍動を続ける。
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ぎこちないロボットのような愛らしいダンス
動画では続いて、後輪が急激に持ち上がる。車体はかなりの前傾姿勢となり、反動でボディ全体がぐらぐらと揺れる。車内では、運転席に座ったドライバーの身体が何度もボヨンボヨンと跳ねるほどだ。
さらにドライバーが操作を加えると、各車輪は別々の高さとなり、斜めになった車体をかろうじて接地した3輪のみで支える奇妙な体勢へと変化。続いては右側の2輪のみを持ち上げて、停車中でありながら、急カーブを曲がるような傾斜姿勢を披露した。
インパラはなおも複雑な体勢を次々と繰り出し、その様子はまるでロボットが健気にぎこちないダンスを踊ったり、片手を挙げて視聴者に「やあ」と挨拶したりするかのようでもある。その動きはお世辞にもスムーズではなく、大ぶりの反動を伴うが、不格好さがまた愛らしさを醸し出している。
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ドライブ前のダンスでパーティー気分⁉︎
工業デザインなどを扱うウェブサイトのデザイン・ブームは、本車両を取り上げ、「1964年式シボレー インパラ コンバーチブルのカスタムローライダーで、クルージングはパーティー気分に」「ダッシュボードからクルマの動きを制御できるシボレー コンバーチブルは、まさに最高」と紹介している。
同サイトはまた、「前後に傾き、3輪で支えながらリズムに乗る」ことができ、「シートに座ったドライバーや同乗者は、それまで眠っていたエネルギーを呼び覚ましてから、ドライブの旅に出発する」ことが可能だとしている。
一般的なカスタマイズとはひと味違う躍動感を実装した本車両は、ウォブ・カーズが主催するオークションに出品されている。デザイン・ブームは、落札者にはカリフォルニア州が発行する権利証が与えられると報じており、実際にアメリカで走行が可能なようだ。変わり種を愛するオーナーにはたまらない一台となりそうだ。
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【画像・動画】飛び跳ね、踊るオープンカー? 59年前のシボレー インパラがカスタムで甦る
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4輪の高さが変わり、傾斜姿勢も自由自在
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ぎこちないロボットのような愛らしいダンス
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ドライブ前のダンスでパーティー気分⁉︎
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