女性写真家たちのモード写真展も兼ねる、TOGAのビジュアル展示が渋谷パルコで

  • 写真・文:一史
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海外でファッションショーを行うエッジーなブランド、TOGA(トーガ)
同世代のsacai(サカイ)と同等に評される、日本の女性デザイナー発信のモードです。

服を手に取っていると、あまりの出来栄えのよさに緊張してしまうほどハイレベルなクリエーションのTOGAなのですが、立ち位置がマイペースというか独特なんですね。
海外発表はパリでもミラノでもなくロンドン。
古着とモードのミックスを誰よりも早く行い、直営店舗に自ら運営する古着店を併設するほど時代に先駆けた試みをやってきました。
さらにメンズブランドだとよく仲間内で固まって集団のムーブメントを打ち出しますが、TOGAはどこともつるむことなく単独で歩いている感じがまたよくて。
テイストも、昭和的泥臭さとモダンな洗練が入り混じってる印象。
描かれる女性像はとても強く、誰にも(男にも)媚びない佇まい。
ラグジュアリーなモード誌が取り上げるブランドでありつつ、カテゴライズしにくいユニークな存在です。

そのTOGAが渋谷パルコの4階ギャラリー「パルコミュージアムトーキョー」にて、2023年3月3日(金)〜12日(日)までエキシビションを開催中。
2023年春夏コレクションをテーマに、

●海外の4人の女性写真家に依頼した撮り下ろしビジュアル
●シーズンごとに発行してきたビジュアル新聞のアーカイブ展
●3面スクリーンのランウェイショー上映
●服の展示
●限定アイテム物販

といった主な内容になってます。
街のギャラリーでの写真展のようにさらりとしたクリーンな見せ方。
入場料はワンコインの¥500。

会期前日のメディア内覧に行ったときの様子をここにお届けします。

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ポスターとして貼られたのは4名のフォトグラファーが撮影した、2023年春夏コレクションを着た人物。

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私的ベストな、Zoë Ghertner(ゾエ・ガートナー)の作品。

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ゾエ・ガートナーはファッション写真のときでも、ポートレート的に人感を出す作風のようです。

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TOGAが長年発行し続けているビジュアル新聞。来場者は一部持ち帰れます。ストックがなくならない限り(早めに行くのが吉です)。

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4人のフォトグラファーのバイオやショールックが掲載されたミニパンフもお見逃しなく。

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今回のギャラリー展示のため、特別に撮影したランウエイショーの上映スペース。

内覧会にいたTOGAデザイナーの古田泰子さんに「この上映部屋いいですね」とお伝えしたら、以下のように語ってくれました。
「渋谷パルコに来る若い人たちには、ファッションショーはあまり馴染みがないと思うんです。直接見たことがないだろうし、映像を見ても、ただ人が通りすぎるだけに感じるでしょう。ショーのよさを体感してほしかったのがこの上映です。そのために服のクローズアップなどの素材感までわかるものも同時に撮り、一緒に上映しました」

とても心地いい部屋です。
コンパクトだからむしろ迫力があり、3方面から包まれている印象。
多くのショーに足を運んできたわたしからしても、バランスのいいプレゼンだと思いました。
過剰さもなく、ミニマルでクリーン。
ちゃんと座れるのも疲れなくていい!

ブランドの発表会場で20分近い映像をオールスタンディングで見せられることありますけど、単調な映像を立ちっぱなしで眺め続けるのはもう、退屈で苦痛で……。
「YouTubeに上げてくれれば、家の大画面パソコンでコーヒー片手に見るし」と言いたくなります。
服をつくった人たちは「映像になった」って気分が盛りがってるのでしょうけど。

TOGA展覧会のこの部屋は、見逃したらもったいない気がします。
ネット時代のリアル店舗に必須の“体感”がありますから。

ただし椅子は斜めに座りましょう。
マジメに正面向いちゃうと左右の映像が目に入りませんので。
お行儀悪く座るか、入り口付近に立つのがお薦めです。

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順路最後の服展示&物販部屋にて。

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展覧会用につくられた、工業的カーテン素材ミニバッグ。古着好きのTOGAの一面とリンクする、お土産買いできるチープかわいいプロダクト。

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全5色がずらり!斜め掛けが似合うデザイン。最上部の横幅が30cm以上あり使い勝手よしです。各¥7,480(税込)

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女性はボーイッシュに着られるコーチジャケット。ライブ会場のスタッフユニフォーム的。チープな既製品ボディにプリントするリメイク的手法によるもの。これも展覧会アイテム。¥15,400(税込)

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2023年春夏シーズンにロゴデザインを刷新。その新しいフォントでバッグやコーチジャケットがつくられました。

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ウエスタンが得意なTOGAのストラップやベルトはいつもめちゃカワ!ブランドPR担当女性も愛用中。

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そのフォンケースストラップが、展覧会アイテムとしてシンプルな色数で登場。価格未定(チェックし忘れ……)。

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会期は2023年3月12日(日)まで。11時〜21時。

渋谷パルコ2階に「TOGA 渋谷パルコ店」があります。
ショー発表されるコレクションラインのTOGAは原則として置かれず、別ウィメンズラインのTOGA PULLA(トーガ プルラ)、メンズのTOGA VIRILIS(トーガ ビリリース)や小物類が扱われてます。
展覧会でモード気分に浸ったあとに店を覗くと、いつもとまた違った発見があるかも !?

All photos&text©KAZUSHI

KAZUSHI instagram
www.instagram.com/kazushikazu/?hl=ja

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【画像】女性写真家たちのモード写真展も兼ねる、TOGAのビジュアル展示が渋谷パルコで

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ポスターとして貼られたのは4名のフォトグラファーが撮影した、2023年春夏コレクションを着た人物。

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私的ベストな、Zoë Ghertner(ゾエ・ガートナー)の作品。

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ゾエ・ガートナーはファッション写真のときでも、ポートレート的に人感を出す作風のようです。

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TOGAが長年発行し続けているビジュアル新聞。来場者は一部持ち帰れます。ストックがなくならない限り(早めに行くのが吉です)。

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4人のフォトグラファーのバイオやショールックが掲載されたミニパンフもお見逃しなく。

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今回のギャラリー展示のため、特別に撮影したランウエイショーの上映スペース。

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順路最後の服展示&物販部屋にて。

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展覧会用につくられた、工業的カーテン素材ミニバッグ。古着好きのTOGAの一面とリンクする、お土産買いできるチープかわいいプロダクト。

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全5色がずらり!斜め掛けが似合うデザイン。最上部の横幅が30cm以上あり使い勝手よしです。各¥7,480(税込)

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女性はボーイッシュに着るコーチジャケット。ライブ会場のスタッフユニフォーム的な。チープな既製品ボディにプリントするリメイク的手法によるもの。これも展覧会アイテム。¥15,400(税込)

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2023年春夏シーズンにロゴデザインを刷新。その新しいフォントでバッグやコーチジャケットがつくられました。

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ウエスタンが得意なTOGAのストラップやベルトはいつもめちゃカワ!ブランドPR担当女性も愛用中。

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そのフォンケースストラップが、展覧会アイテムとしてシンプルな色数で登場。価格未定(チェックし忘れ……)。

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会期は2023年3月12日(日)まで。11時〜21時。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。