ウクライナ出身の映像監督タヌ・ムイノが手がける、パルコ2023年SSシーズン広告が公開

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    ウクライナ出⾝の映像監督、Tanu Muino(タヌ・ムイノ)が手がけたパルコの2023年SSシーズン広告が公開された。

    PARCO 2023SS 「NEW DEPARTURE」 Full(132s)

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    クリエイティブ・ディレクターを務めたのは、世界で注目を集める1989年生まれの映像監督タヌ・ムイノ。1990年代の映像作品やダンスなどのカルチャーにインスパイアされた世界観を表現してきた。

    日本企業で初の起用となった、今回の2023年シーズン広告。「NEW DEPARTURE」をテーマに、『アリとキリギリス』のウクライナ版である寓話『トンボとアリ』をモチーフとした、ファッショナブルなハッピーエンディングストーリーが描かれている。

    春、夏、秋、冬の4つの季節を通して紡ぐストーリーで、今回のSSムービーと、後編となるAWムービー(7月中旬頃に公開予定)を通して一つの物語が完成する。SSではプロローグ、AWでは物語のターニングポイントとエンディングが描写される。

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    SPRING
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    SUMMER

    なお、広告内の衣裳には、2023年のトレンドファッションである「クリノリン」「パニエ」「マーメイドコア」などの18世紀のクラシックなロココスタイルや、トレンドカラーのパープルなどが取り入れられている。

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    Tanu Muino (タヌ・ムイノ)

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    コメント

    コロナ禍で、人々はそれぞれの場所に留まらなければならない時期が続きました。私は旅行をするのが好きなので、「NEW DEPARTURE」と聞いたときに、このムービーを見た人がいろんな場所へ旅した気分になれる映像をつくりたいと思いました。旅行をするときは、服装も変わりますよね。どこかに行けなくても、服装を変えるだけで気分は変わります。どこかへ行くことは、服装やスタイルにインスピレーションを与えるし、ファッションは社交的な気持ちを高めてくれるものだと思うんです。それに、シーズンごとにロケーションや全体的な雰囲気を変えたのは、「NEW DEPARTURE」と聞いて、未来へ行きたい人、古代のムードに戻ってみたい人、自然を感じたい人など、いろいろな捉え方があると思ったから。ひとつの方向性に絞らず、観る人の好きなテイストを見つけてもらいたいんです。主人公のトンボは、小さなサナギから自分自身の世界を切り開き、さまざまなファッションで新たな道へと進んでいきます。彼女にとっても「NEW DEPARTURE」を体現する物語になったと思います。