営業シーズン到来! 今年もガンガン稼ぐ“クリスマスの女王”マライア・キャリー

  • 文:山川真智子
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クリスマス・シーズンになると、必ず耳にするのが、マライア・キャリーの大ヒット曲「恋人たちのクリスマス」だ。もはや季節の風物詩と化しており、この曲が流れるクリスマスはまさにマライアにとっての書き入れ時だ。今年も数々のステージやテレビ出演をこなし、メディア露出を増やして、年に1度のビジネスチャンスを最大限に活用している。一方、定番となった「恋人たちのクリスマス」の人気にも異変が出ており、今後が気になるところだ。

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発売は1994年の息の長いシングル 印税だけで100億円か?

「恋人たちのクリスマス」のオリジナルプロモーション・ビデオ

「恋人たちのクリスマス」は1994年発売だが、今年のクリスマス・シーズンも全英全米で、すでに1位を獲得している。

昨年12月には、クリスマス・ソングとしては初のダイヤモンドディスク認定(1000万ユニットの売り上げに相当)をアメリカレコード協会から受けた。さらに今年12月14日までに200万ユニットの売り上げを追加。女性アーティストのシングルとしては、ケイティ・ペリーの「Fireworks」と並ぶ、最高の12xプラチナを獲得している。

今シーズンもビルボード1位獲得で満足そうなマライア

エコノミスト誌の調査では、マライアはこの曲で年間約250万ドル(約3億4000万円)を稼ぎ、2016年時点で総額6000万ドル(約82億円)の印税収入を得たと推定されている。これが本当なら、2021年までにさらに1250万ドル(約17億円)を得たことになり、これまでに約100億円をこの1曲だけで稼いだことになる。

今年、「恋人たちのクリスマス」は12xプラチナ・シングルに認定された

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52歳でもミニスカート クリスマス特需で活動活発に

当然クリスマスは稼ぎ時ということになり、マライアは精力的に活動している。もっとも彼女も現在52歳。体形もややぽっちゃりで、お肉を閉じ込めたピタピタの衣装姿からは貫禄さえにじみ出ており、時の流れを感じるのは致し方ないといったところだ。

しかし歌姫としての人気は現在でも高く、この時期は各所で引っ張りだこ。今年は11歳になる愛娘、モンローちゃんとの初のデュエットをカナダでのコンサートで披露し話題となった。若干厳しくなった印象だが、ミニスカート姿も健在だ。

マライアのシーズン到来を告げる女性誌

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クリスマスのカウントダウン番組でも、やっぱりマライアは外せない

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娘とのデュエットで、ママの顔を見せるマライア

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@mariah_carey002 The queen it's back 🎄🎄✨✨ "Oh Santa" #ohsanta #christmas #mariahcarey #arianagrande #queen #queenchristmas ♬ original sound - Mariah Careyxx

アリアナ・グランデとクリスマス共演。変わらぬ高音を披露

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ミニスカートもまだイケる!マジソン・スクエアガーデンでのイベント

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実業家、マライア 「女王」の独占は断念 

マライアは歌手だけでなく、実業家の顔も持つ。今年もクリスマスがらみのタイアップ企画をしっかり用意し、商品の宣伝もバッチリだ。

ウォルマートと組んだクリスマスギフト用化粧品

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@cbsmornings @Mariah Carey definitely knows a thing or two about Christmas — and she’s sharing it with her newly released children’s book, “The Christmas Princess.” Head to the link in our bio for our full interview. 🎄👑 #MariahCarey #TheChristmasPrincess #MariahSZN ♬ original sound - CBS Mornings

自著の子供向け物語「クリスマス・プリンセス」もプロモーション

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「クリスマスの女王(Queen of Christmas)」の地位を固め、ビジネスに利用するマライアだが、気になる話題も出てきた。

実はマライアの会社が、2021年に「Queen of Christmas」の商標登録を出願していたが、「クリスマスにまつわる事柄の独占は不当」という異議申し立てがあり、申請は最近却下された。マライアはテレビ番組で「クリスマスの女王」は他人が言い出したことで自称したことはないと話しており、火消しに走っている。「QOC」「Princess of Christmas」の登録も却下されたということで、クリスマスにおける特別な地位の独り占めはならなかったようだ。

CBCのトーク番組で「クリスマスの女王」について弁明するマライア

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聞かされ過ぎて逆効果… 世論調査で不人気判明

マライアに巨額の著作権料をもたらしている「恋人たちのクリスマス」にも、気になるデータが出ている。マーケティング・リサーチ会社イプソスがアメリカで行った調査では、「最もイラつくクリスマス・ソング」としてこの曲が1位になった。また、財テクサイト、FinanceBuzzが行った調査でも「最もイラつく」で1位となっており、シーズン中どこでも流れていることによる「聞かされ疲れ」が、不人気の原因になっていると分析されている。

もっとも、「恋人たちのクリスマス」の人気が今後急速になくなることは考えにくい。聞かされ過ぎによる賞味期限切れは心配だが、次の大ヒットクリスマス・ソングが生まれるまでは、マライアの季節は続きそうだ。

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【写真】営業シーズン到来! 今年もガンガン稼ぐ“クリスマスの女王”、マライア・キャリー

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「恋人たちのクリスマス」のオリジナルプロモーション・ビデオ

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今シーズンもビルボード1位獲得で満足そうなマライア

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