質の高いパウダースノーを目当てに、世界中からスキー客が訪れるニセコ。幻想的な雪景色を背景に多言語が飛び交い、海外さながらの光景が広がるこの地で、“和”をテーマにグランドオープンを遂げたのが「雪(せつ)ニセコ」だ。
冬季にはウィンタースポーツ、夏季にはトレッキングと、大自然を心ゆくまで楽しめるレジャーが用意されているほか、温泉にサウナ、ジムやスパ、ヨガクラスなど、心身をチューニングするためのウェルネス関連施設が充実。さらに、長期滞在でも新鮮な気分で楽しめる多彩なレストランのラインナップにも注目したい。
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居心地のよさと静謐なアートが融合するシックな空間
落ち着きのある色彩が醸すスタイリッシュなムードに、薪のディスプレイなどでウッドの温もりを取り入れ、心からくつろげる空間へ。「雪ニセコ」の館内には、ロビーに飾られた彫刻家の名和晃平氏による作品を筆頭として、さまざまなアートが飾られている。そのうちの多くは、北海道にゆかりのあるアーティストたちによるもの。建物内にいながらにして四季折々の美しさを感じることが可能だ。
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和を取り入れた内装と、用途に合わせて選べるルームタイプ
インテリアは“和”をテーマに、玄関で靴を脱ぐ仕様や障子窓、縁側をイメージした窓際の作りつけソファなどを取り入れ、日本らしい純粋な精神を表現。畳の間を有する客室もあるが、古式ゆかしい純和風というより、日本人も外国人も過ごしやすい和モダンな室内にこだわった。ラグジュアリーな様相を呈するホテルでありながら、どの部屋にもシステムキッチンと洗濯機がついたアパートメントタイプをとっており、長期滞在でも自分らしいライフスタイルを追求できるところが好ましい。
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最大で大人10名まで宿泊できる4ベッドルームスイートには、バルコニーに露天風呂がついた寝室も。雪を眺めながら心ゆくまで温泉で体を温める、リラックスしたひとときを約束してくれそうだ。
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2ベッドルームスイート以上の広さの客室は各寝室に専用バスルームがついており、複数家族でも気兼ねなく利用できる。リゾートながら、シングルで滞在できるスタジオタイプの部屋が多く確保されているのもうれしいところ。スキーやスノーボードをとことん楽しむための滞在や、ふらっと一人で温泉旅……などという使い方もできそうだ。
アメニティには、ローカルのスキンケアブランドと共同開発したホテルのオリジナルブランド、「シラカ フォレスト」のプロダクトを採用。ニセコのトドマツや蘭越町(らんこしちょう)のシラカバエキス、コメ発酵エキスなどを配合したこの地らしい処方で、すっきりとジェンダーレスなハーブの香りが辺りに漂う。
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快適さを重視した現代的な意匠の中にあって、ひときわ日本らしさを伝えてくれるのが畳の空間。ここはリビングスペースとして使えるほか、布団を敷いて寝室にする選択肢も。
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ゆったり心身と向き合うウェルネス体験を
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温泉を思いきり楽しむなら、露天風呂と内風呂を擁する大浴場と、予約制の貸切温泉へ。なんと、宿泊客は貸切温泉の利用が滞在中1度まで無料というから驚きだ。温泉の泉質は、ナトリウム塩化物-炭酸水素塩泉。ニュートラルで肌あたりのよい湯はミネラルをふんだんに含み、スポーツでの疲労回復などに大きな効果を発揮するとか。大浴場にはドライサウナと水風呂も。ひんやりと雪の湿気を帯びた外気にゆっくりと浸って、サウナの火照りを冷ましてゆくのもおすすめだ。
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24時間利用可能なフィットネスジムには、ランニングマシンやクロストレーナー、エアロバイクによる有酸素運動、トレーニングベンチなどで行う筋トレ、ヨガマットでのストレッチと、さまざまな種類の運動に使える最新器具が。中庭を見渡す開放的な空間で、思い思いに体を動かせる。こちらの使用は宿泊者のみが対象で予約不要なので、温泉に入る前の軽い運動やスキー後のストレッチなど、思い思いの使い方ができそうだ。しっかりと体をほぐし、体幹を鍛えたい日は、ヨガスタジオで開催される予約制のクラスにも挑戦してみるとよいだろう。
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より深いリラクゼーションをお求めなら、大自然をテーマに心身を高めてくれる「六花(りっか)スパ」へ。ウェルネススキンケアブランドである「ラピデム トウキョウ」の監修のもと、東洋医学や古来の伝統療法をベースに、ボディ&フェイシャルメニューを取り揃えている。施術にはラベンダーやタイム、ローズマリーなど、北海道産のハーブを可能なかぎり使用。フェイシャルメニューでは雪焼けによる紫外線や乾燥対策を重点的に、深い癒しを与えながら、より健やかな美しさを高めるための手助けをしてくれる。
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進化を続ける多彩なダイニング
充実したウェルネス施設ともうひとつ、「雪ニセコ」で特筆したいのが、ホテル内で楽しめるさまざまなダイニング&バーだ。もちろん外へ食事に出かけるのも楽しいけれど、極寒の吹雪の中ではそうもいかないことだってある。そんなとき、種類豊富、かつ上質なレストランが、滞在中の食事やナイトライフを特別なものに彩ってくれるのだ。
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ラインナップは、北海道産の食材を使ったフレンチイタリアンである「メリ メロ-ユキ ノ コエ」を始め、札幌でミシュランの星を獲得した「天ぷら あら木」の姉妹店に、北海道の海の幸を扱う「蟹鮨 加藤 INORI」、またホテルオーナーが惚れ込んだというラーメン「AFURI」、北海道ワインを含めた上質なワイン体験を提供する「ラウンジバー・Park90」など、“日本らしさ”と“北海道らしさ”を同時かつ存分に感じられるセレクトだ。また2023年の12月には、ステーキ&シーフードの専門店がオープン。まだまだ目が離せない。
楽しく体を動かし温泉やヨガ、スパでしっかりほぐしつつ美食に舌鼓を打って、体の内外からトータルで健やかになる旅を、この冬の思い出にいかがだろうか。日常のわずらわしい喧騒はこの際真っ白な雪に埋め、忘れ去ることにして……。羊蹄山の麓のダイナミックな自然と、ニセコやこのホテルの持つ“日本なのに異国っぽい”雰囲気からくるちょっとした海外旅行気分が、心身のデトックスをおおいに助けてくれるはずだ。
雪ニセコ
北海道虻田郡倶知安町 ニセコひらふ1条 2丁目6番9号
https://setsuniseko.com/ja
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【画像】雪ニセコ
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