渋谷区代々木公園エリアで人気のイタリアンレストランLIFEのオーナーで、キャンプ、サーフィン、カヌーなど、さまざまな趣味をもつ相場正一郎が、スコットランド北西部のスカイ島で生まれたシングルモルトウイスキー「タリスカー 10年」を愉しむ冬のソロ・グランピングへと出発。冬の海辺でこそ味わいたい、スパイシーなハイボールに合わせるワイルドなアウトドア料理も披露した。

スコットランドのインナーヘブリディーズ諸島、「ミストアイランド（霧の島）」と呼ばれる厳しい海洋性気候のスカイ島でつくられるタリスカーの特徴は、まるで潮風を味わっているかのような唯一無二の風味。その魅力を思う存分に愉しみたいのならば、冬のアウトドアシーンがオススメだ。都会の喧騒を離れて焚き火を前に飲むハイボールは、何にも代えがたい贅沢な時間を与えてくれる。

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この時期しか味わえない、冬の海ならではの魅力

今回相場が目指す目的地は、静岡県東伊豆町の海岸沿いにあるグランピング施設「ラ ゴム」。愛車のランドローバーにキャンプ道具とサーフィンを積んで、日の出とともに東京を出発して3時間ほどのドライブを楽しんだ。道中にいくつかあるサーフスポットのひとつで車を停めて、小一時間ほど冬の海を満喫。サーフィンで全身を動かしたあとは、身体が温まって冬の海風が心地いい。

「冬の海はとにかく寒いけど、サーフィンをしていると本当に気持ちがいいんです。海も空も透き通っていて、この景色のなかにいるだけでも心が落ち着きます」と相場。

サーフィンを満喫したあとは、海辺の「ラ ゴム」に移動してアウトドア料理を開始。調理の準備を始める前に、この日1杯目ののハイボールでグランピング気分を盛り上げていく。

「タリスカーはスモーキーな力強さが魅力で、もちろんストレートで飲むのも大好きですが、今回はサーフィンのあとで喉が乾いているのと、このあとに肉料理と合わせたいこともあり、ハイボールに少しだけ粗挽きの黒胡椒を振りかけた、スパイシーハイボールという飲みかたで楽しもうと思います」

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アウトドアならではの、贅沢な香り付け

タリスカーのもつ、海潮と黒胡椒の風味を引き立てるスパイシーハイボールは、海辺のグランピング・シーンの雰囲気と溶け合いながら、ゆったりとした時間の流れを豊かに彩っていく。今晩のメインディッシュとなるのは、LIFEでも提供している牧草グラスフェッドビーフの厚切りサーロインステーキだ。

「タリスカーを使ったスパイシーハイボールと、直火で焼いた肉料理の相性は抜群です。僕がソロキャンプで自分の好きなようにつくるなら、まずは強火で熱したフライパンの上で、ステーキの脂身部分を1分、そのあと両面にも1分ずつ焼き目をつけたあと、贅沢に『タリスカー 10年』でフランベをします。火から下ろして休ませた後に、粗挽き胡椒をたっぷりかけて食べるのが最高です（笑）」

フランベをした瞬間、あたりにはスモーキーなピートと焚き火の香り、潮風の香り、甘い樽熟成の香りと、食欲をそそるさまざまな香りが一瞬のうちに広がり、食べる前から、最高のグランピング・ディナーが始まろうとしていることを確信させる。この香りに包まれているだけでも、スパイシーハイボールがさらに進む。

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贅沢に一人で過ごす、長い冬の夜を満喫

大好きなサーフィンと、キャンプと、食事とお酒。好きなことを好きなように、わがままに過ごす最高の休日は、まだまだ始まったばかり。焚き火とタリスカーで暖まった身体のなかで、早朝のドライブとサーフィンの疲れが心地良く解きほぐれていく。ラグジュアリーなキャンピングと呼ばれるグランピングの醍醐味は、この贅沢な大人の時間を味わってこそ。タリスカーと冬のグランピングと肉料理。この組み合わせを楽しむために、初めてのソロキャンプに出かけてみるのもいいだろう。