香取慎吾の個展「WHO AM IーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー」が12月7日（水）から渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホール ホールAにて開催中だ。

2018年にパリ・ルーブル美術館で自身初の個展を、2019年にIHIステージアラウンド東京で日本での初個展を開催した香取。今回は国内2度目、約3年ぶりの個展となる。

開催前日に行われた会見に出席した香取は、個展のタイトルにある「WHO AM I」について「いろんな顔をもっている自分、常に変化している自分。ポジティブな『WHO AM I』もあれば、時には下を向いてしまう時間もあったり、その両面をこの個展を通じて、僕の絵を通じて、僕の中身をもっと皆さんに知ってもらいたい」と語る。

「一人でも多くの人に知ってもらいたい。しんごちゃんの絵を見たことがない人や、少しでも見たことのある人には、こんな絵もあるとより深いところを知ってもらいたい」

会見は等身大の『くろうさぎ』の横で行われたが、「初めて『くろうさぎ』 が登場したのが2003年のスケッチ。今回初めて立体でつくったこともありますし、これぞ闇という作品です。これから先、個展を何回開催できるのかを考えた時に、出し惜しみはしないと思った」と決意を明かした。

展示室内のエリアは闇と光に分かれている。その理由について「前向きで上を向く光の部分と、もうちょっと深い部分で、下を向いてしまう時の闇な部分。作品をカテゴライズしていって、闇と光に分けた」と説明した。

「WHO AM IーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー」は2023年1月22日（日）まで渋谷ヒカリエで開催。その後、大阪、福岡、石川、福島などの全国巡回も予定されている。