ウィリアム皇太子夫妻が、11月30日から3日間に渡りアメリカを訪問した。夫妻にとっては新国王即位後初めての外遊であり、王室の魅力をアピールするものになるはずだった。ところが出発直前に、王室側近の人種差別発言が問題化。さらにメーガン妃とヘンリー王子のNetflixドキュメンタリーの予告編が、今回の訪米にぶつけるかのように公開され、皇太子夫妻にとっては難しい公務となった。
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王族の側近が人種差別発言 王室にとって頭の痛い問題が再燃
ウィリアム皇太子夫妻の訪米に影を落とした人種差別発言をしたのは、皇太子の後見人でもある、レディ・スーザン・ハッシーだ。「王室付きの婦人」という肩書にあったハッシー氏は、王室のイベントの場で、イギリス出身の黒人活動家にしつこく「どこから来たのか」と尋ねたという。活動家がソーシャルメディアにその不快な経験を投稿したことから人種差別問題に発展し、ハッシー氏は辞任した。
ハッシー氏との会話を投稿した活動家、ンゴジ・フラニ氏
長年に渡るエリザベス女王の側近でもあった、ハッシー氏
この事件は、オプラ・ウィンフリーの番組でメーガン妃が王室内での人種差別についてコメントして以来、王室が距離を置こうとしていた問題の再燃だとCNNは指摘。多様性と包括性で進化を目指すとする王室にとっては、痛手になったと述べている。
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歓迎もあればブーイングも 粛々と予定をこなした皇太子夫妻
この厳しい状況の中、皇太子夫妻は冷静に行動して予定をこなし、アメリカの多くの王室ファンに温かく迎えられた。
英近衛兵の制服姿の少年に迎えられたウィリアム皇太子夫妻
バイデン大統領とウィリアム皇太子
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Prince William and Princess Kate on the Jumbotron at TD Garden followed by a smattering of boos and USA chants pic.twitter.com/Pf9TVrsvSk
— Avi Carr-Gloth (@avicarrgloth) December 1, 2022
その一方で、ボストンで地元セルティックスのバスケットボールの試合を観戦した際には、ブーイングを浴びるという事件があり、チームの選手やスタッフの冷ややかな態度もメディアに報じられた。ツイッターでは、黒人選手、レブロン・ジェームスが、キャサリン妃の肩に手を回し物議を醸した2014年の過去映像を引っ張り出し、硬い表情のキャサリン妃が人種差別的だと揶揄するものがあった。
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This is awesome. pic.twitter.com/ncvAlIaBtB
— John-Henry Westen (@JhWesten) December 2, 2022
皇太子夫妻と会ったかと聞かれ、『イエスとマリアとジョセフ？』と聞き返し、無関心を示したセルティックスのコーチ、ジョー・マズーラ
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Good luck to all the Boston Celtic and Miami Heat players.
— Alexis( sowing discord in the west) (@ArchewellBaby) December 1, 2022
The last time a member of the Royal Family was around basketball players, this is what they did to LeBron James.
After all, Prince William's godmother Lady Susan Hussey was exposed for Racism 🥴#RacistRoyalFamily pic.twitter.com/01W5uLvAmV
「硬い表情」と物議を醸したレブロン・ジェームスとキャサリン妃の映像。
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予告動画がさらなる爆弾投下に？ メーガン妃への同情が王族への不信を助長
CNNは、もう一つ予想外の展開があったとし、ヘンリー王子とメーガン妃のNetflixドキュメンタリーの予告編が、突然ネット上にアップされたことを挙げた。これによって、王族の訪米から世間の注意がそれてしまい、ウィリアム皇太子のチームには、大きな不満になっただろうとしている。
公務を行う王族は、互いの旅行の邪魔をしないという不文律があるが、すでにヘンリー王子は公務を外れたためそのルールに従う必要はない。王子がNetflix側に意図的にこのタイミングをプッシュしたかどうかは分からないと、CNNは述べている。
予告編は、王室の閉ざされた扉の向こうで起こったことを示唆するものになっている。ボストン大学のアリアン・チャーノック教授は、アメリカ人女性が英王室に嫁ぐことに、アメリカの多くの人々が感じていた誇りは、いまやメーガンが不当な扱いを受けたとしてかばう気持ちに変わりつつあるとガーディアン紙に説明。そのことが、王族に対する警戒心を生んでいるとした。
王族の中では人気の高い皇太子夫妻だが、今回の訪米では、アメリカにおける人種差別への厳しい見方と、メーガン妃への同情には勝てなかったようだ。
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【動画・画像】王室側近の人種差別発言にネトフリ予告編公開… タイミングが最悪だったウィリアム王子夫妻の訪米
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王族の側近が人種差別発言 王室にとって頭の痛い問題が再燃
ハッシー氏との会話を投稿した活動家、ンゴジ・フラニ氏
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長年に渡るエリザベス女王の側近でもあった、ハッシー氏
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歓迎もあればブーイングも 粛々と予定をこなした皇太子夫妻
英近衛兵の制服姿の少年に迎えられたウィリアム皇太子夫妻
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バイデン大統領とウィリアム皇太子
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Prince William and Princess Kate on the Jumbotron at TD Garden followed by a smattering of boos and USA chants pic.twitter.com/Pf9TVrsvSk
— Avi Carr-Gloth (@avicarrgloth) December 1, 2022
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This is awesome. pic.twitter.com/ncvAlIaBtB
— John-Henry Westen (@JhWesten) December 2, 2022
皇太子夫妻と会ったかと聞かれ、『イエスとマリアとジョセフ？』と聞き返し、無関心を示したセルティックスのコーチ、ジョー・マズーラ
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Good luck to all the Boston Celtic and Miami Heat players.
— Alexis( sowing discord in the west) (@ArchewellBaby) December 1, 2022
The last time a member of the Royal Family was around basketball players, this is what they did to LeBron James.
After all, Prince William's godmother Lady Susan Hussey was exposed for Racism 🥴#RacistRoyalFamily pic.twitter.com/01W5uLvAmV
「硬い表情」と物議を醸したレブロン・ジェームスとキャサリン妃の映像。
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