ダブルブレストの起源として諸説ある中で有力なのは、17世紀の軍人たちが着用したミリタリーコート。船の上でもあわせを入れ替えることで、風がコートの内側に入りづらくなるよう設計された。そんな歴史に裏打ちされた威厳ある表情は、シングルブレストでは決して味わえない魅力。トラッドスタイルはもちろん、今季はソフトテーラリングとも融合し現代のテイストに溶け込む、ダブルブレストジャケットを紹介する。

ドレス

10㎝幅の幅広ラペルが特徴のボックスシルエットの一着は、シーズンテーマである“ギャング”から着想を得たもの。それに合わせ、柄にも彼らが着用していそうなクラシックなチョークストライプを採用した。

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ブルックス ブラザーズ

3年ぶりに登場したダブルブレストブレザー。ラペルを太くしてVゾーンを現代的にアレンジしたリージェントフィット。オーセンティックなルックスに対し、芯地や裏地、肩パッドなどのディテールを最小限に抑えることで、軽い着心地を目指した。

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ユーゲン

1930〜40年代につくられたフランスのワークジャケットをベースに、ウエストシェイプを入れないことで現代的なボックスシルエットを表現。こだわりのショルダーラインとボタンスタンスで色気がにじむ佇まいに。