19日、エリザベス女王の国葬が行われた。
事前の予想では、全世界で41億人が生中継視聴するだろうと言われており、イギリスの放送局もこぞって国葬を生中継したり、エリザベス女王に関する番組を放送したりしたらしい。だが、Channel 5だけは子どもたちのためにアニメ映画を放送した。
その心遣いは素晴らしいが、どうもチョイスがおかしい。放送されたのは、映画史上最低といわれた『絵文字の国のジーン』だったのだ。
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カルト的人気を誇るダメ映画
『絵文字の国のジーン』は、2017年に公開された3Dコンピューターアニメーション映画。監督はトニー・レオンディス。第38回のゴールデンラズベリー賞で、最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低スクリーンコンボ賞の4冠に輝いた、お墨付きの最低映画だ。
それだけではない。同じ表情しか作れない絵文字（絵文字だから当然）が、自分探しの旅に出かけてスマホを舞台にした冒険物語は、Rotten Tomatoesで、あまりに酷すぎて評価しようがない「0%」を叩き出している。
なぜ、国葬の時間帯に『絵文字の国のジーン』を放送したのか。公開当時の荒れっぷりを知っている人は首を傾げたに違いない。
だが、けなされる一方で、確実に愛されている作品でもある。多くの面白い映画が、放映後しばらく経てば「その他大勢の作品」の仲間入りをするが、『絵文字の国ジーン』は公開当時から唯一無二の0%評価作として人々の記憶に残っている。
ファンダムのページが作られたり、続編の可能性を示唆するニュースが人々を一喜一憂させたりするのは、『絵文字の国のジーン』が飛び抜けた作品であることを証明している。
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実際に、テレビ欄を見て驚きのあまりにツイートする人も……。
every channel showing the queen’s funeral and channel 5 is showing the emoji movie I’m crying why is this so funny pic.twitter.com/QRj4mlhdxU
— mollie (@longlivemollie) September 19, 2022
「女王が眠る日にChannel 5は『絵文字の国ジーン』で追悼の意を表する」
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その他のラインナップは…
Channel 5が『絵文字の国のジーン』をリピート再生していたかのような誤解を招きたくないので、その他に放送されたラインナップも紹介しておこう。
『スチュワート・リトル』（1999年）
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『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』（2009年）
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『シング』（2016年）
なかなかのチョイスだ。だが、『絵文字の国ジーン』と比較するとパンチが足りない気がするのは気のせいではないだろう。
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【動画】エリザベス女王の国葬中にテレビで放映された、“ある映画”とは？
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実際に、テレビ欄を見て驚きのあまりにツイートする人も……。
every channel showing the queen’s funeral and channel 5 is showing the emoji movie I’m crying why is this so funny pic.twitter.com/QRj4mlhdxU
— mollie (@longlivemollie) September 19, 2022
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『スチュワート・リトル』（1999年）
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『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』（2009年）
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『シング』（2016年）