来年7月にアメリカで公開される映画監督クリストファー・ノーランの待望の次回作『OPPENHEIMER』のポスタービジュアルが公開された。
映画『OPPENHEIMER』は、「原爆の父」として知られる理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた作品。ノーラン監督の『インセプション』や『ダンケルク』にも出演したキリアン・マーフィーが主演を務める。ピュリッツァー賞受賞作『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』を原作とし、製作費は1億ドルと報じられている。『OPPENHEIMER』はノーランがユニバーサル・ピクチャーズと制作する1作目としても注目される。
今回公開されたポスターには、スーツ姿の男性が爆発する煙を背景に立つ姿が描かれ、「THE WORLD FOREVER CHANGES（世界が永遠に変わる）」のキャッチが記されている。エミリー・ブラントやマット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピューなど豪華俳優陣の名も。
クリストファー・ノーランは、『インターステラー』で相対性理論による時空を超えた旅をリアルに描き、前作『TENET』では素粒子を“擬人化”し、時間が逆行する世界を紡いだ。物理学を突き詰め、これまでにないアプローチでSF映画をつくる同監督が今作でテーマにするのは、原爆、つまり核分裂だ。人類の行く末を大きく変えた世紀の研究者がどのように描かれるか、1年後の公開が楽しみだ。
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Instagramにてオフィシャルのアカウントも開設されている。