インドネシア・リアウ州ペカンバル郊外にあるカサン・クリム動物園で、6月初め、19歳の男性客がオランウータンに捕まるという珍事件が発生した。
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動画は瞬く間に拡散され、バズったことで動物園側がこの事件に気づいたとのこと。詳しい捜査の結果、この男性が、動物園職員が昼休みで周辺にいないことを確認のうえ、動画を撮影しようと無許可でオランウータンの檻に近づき、檻を蹴っ飛ばしたところ、オランウータンの反撃をくらったと報道されている。
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事件後の捜査では、政府機関の職員が実際に動物園を訪れて、オランウータンの展示法に問題がなかったかなどを調べた。檻の周囲には柵が設けられ、動物園を訪れる人とは十分な距離が取れていること、侵入禁止の看板が提示されていることなどが改めて確認され、動物園側の設備には問題がなかったと結論づけた。
「SNS用の動画を撮るために動物園の柵を越えるなんて」「オランウータンが本気を出したら、人間なんて簡単に真っ二つにされるよ」「なぜ動物たちをそっとしておいてあげられないのか」といった声がネットでは上がり、誰もがオランウータンに同情。オランウータンに捕まった当の男性も厳重注意を受け、正式に謝罪を行い、深く反省した様子だ。
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