パナソニック、アクタス、深澤直人のコラボレーションで、家具のように選ぶキッチン「Caresa(カレサ)」が誕生

  • 文:中島良平
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「キッチン=住宅設備」という既成概念を取り払い、インテリアの一部としてキッチンをデザインする「Caresa」には、良質な暮らしの定番を追求してきたパナソニック、アクタス、深澤直人の3者の視線が結実する。

消費者のライフスタイルとデザインへの意識や購買行動が多様化し、キッチンをインテリアや家具として選ぶ層が増えている。デザインをプロダクトデザイナーの深澤直人が担当し、パナソニックが企画・製造を、アクタスが販売と施工を担い、家具のように選ぶことができるキッチンブランド「Caresa(カレサ)」を立ち上げた。

ブランド名に込められたのは、現代社会において、「家(Casa)」のなかに、素顔に戻れたり自分を癒せる(Care)場所を提供したいという想い。天然の水晶から作られたクォーツストーンをワークトップとフロントに用いることで強度・耐水性・防汚性に優れ、構造には天然木を採用。クォーツストーンはマルキーナブラック、レユールホワイト、フロストホワイトの3種が、天然木はオークナチュラル、オークブラック、ウォールナットの3種が用意されており、素材の組み合わせを選ぶことができる。

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レユールホワイトのクォーツストーンのアイランドプランと、オークブラックの壁付けプラン。自然を感じられる素材が厳選され、質感や肌触りには使うほどに味わいと愛着が生まれていく。*アイランド後ろのシェルフは深澤直人氏デザインのALEXIS(壁取付けタイプ)

深澤は「Caresa」公式サイトで次のように述べている。

「ある程度機能を果たせばそれでいいというような製品が跋扈する市場が広がりつつある現象は、生活の質を上げたいという欲求を低下させ、人を無頓着にしてしまいます。一方で、上質を理解する人たちも確実に増えています。生活空間の質を高めることで日々の暮らしを豊かにしたいと思う人に、このキッチンは応えてくれるはずです」

この6月2日、アクタス新宿店2階にオープンしたキッチンショールームで展開がスタートした「Caresa」。住宅設備としてのキッチンではなく、インテリアとして楽しめるキッチンを実際に体感してみてはいかがだろうか。

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面材は同じ一枚から切り出し、継ぎ目を超えてパターンを連続させる、天板と面材の小口は斜めに面取りして接合するなど、ディテールに徹底してこだわる。

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プラン名:アイランド背面プラン名:アイランド背面パネルタイプサイズ:W2610D730H860mm 参考価格:約460万円(税込)〜※価格はキッチン部のみ、施工費・機器別途
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アクオス新宿店2階のキッチンショールーム。

ショールーム|meet Caresa / Caresaにあえる体感の場

アクタス新宿店 東京都新宿区新宿2-19-1 BYGSビル2F
TEL:03-3350-6012
営業時間:11時〜19時
定休日:水
※2022年6月29日、7月6日、7月13日は営業
Caresaホームページ https://sumai.panasonic.jp/kitchen/caresa/
アクタス新宿店ホームページ https://www.actus-interior.com/shop/shinjuku/