世界で活躍するプロダクトデザイナーたちが、イッセイ ミヤケのブランドスピリットをそれぞれ独自のデザイン手法で表現するプロジェクト「イッセイ ミヤケ ウオッチ」。その中でも、2012年6月のデビューから27ものバリエーションを生むロングセラーとなっているのが、世界で活躍するカーデザイナーの和田智によるモデル“W”だ。

“W”のプロジェクトが始まって間もない頃、東日本大震災をきっかけに日本のもつ美しさを見直したという和田は、“日出ずる国”日本の美しい時の様相を時計で表現するデザインを考案した。さらに、精度感を想起させる計器類のような文字盤に長い針を組み合わせることで、腕時計としての視認性も実現。伝統的な日本の美意識をベースに、そのミニマルな精神が時計の機能美として表現されている。

この“W”モデルの新色「Moonlight（ムーンライト）」が、6月10日から発売される。静寂の夏の夜空に輝く月の光からインスパイアされたもので、上質な墨色のたたずまいとゴールドのラインが特徴。カーデザインの機能美にも似た繊細な力強さを感じさせる、“W”ならではの細部に至る造形も魅力的だ。

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