モダンアートのオブジェのごとくグラフィカルな見た目からは、想像もつかない高パフォーマンスなシューズが登場した。プレミアムランニング市場をリードするスイス生まれのオン（On）が新開発した最新モデル、「クラウドトラックス（Cloudtrax）」である。

驚くべきはこのルックスにして、登山もこなせるタフなシューズということ。アウトソールはあらゆる地形に対応する「ミッショングリップ（Missiongrip）」。険しい岩場や滑りやすい山道をグリップする目的でつくられたソールだ。ヒール部にはオンのアイコンと呼べるクッションシステム「クラウドテック（CloudTec）」を搭載。歩きやすさに大きく貢献している。ほかにも結ばず引っ張るだけで調整可能なシューレース、つま先を保護するパーツなど山で便利な要素が息づく。

街中で映える優れたデザインであることが、クラウドトラックスの特性をよく物語っている。アウトドアとタウンをシームレスにつなぐシューズである。コロナ以降に広がった自然と親しむライフスタイルにフィットし、これ一足で何でも間に合う汎用性も無駄をなくす現代社会に即している。もちろんオンのシューズらしく、全体の約15％がリサイクル素材のSDGsに配慮したつくりだ。

ファッションデザイナーのジョナサン・アンダーソンが愛用し、彼がディレクションするロエベでコラボシューズをつくったほどファッション性の高さに定評があるオン。これまでアウトドアシューズを街履きするお洒落に自信がなかった人も、クラウドトラックスで挑戦してはいかがだろうか。

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