金氏徹平からポーラ美術館開館20周年記念展まで、Penが選んだ今月の展覧会2選

  • 文:川上典李子(ジャーナリスト)
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森の中の美術館で鑑賞する、光をテーマとする名作群

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クロード・モネ『 睡蓮』 1907年

戦後約40年を費やし収集されたコレクションを基盤に展覧会を行ってきたポーラ美術館が、「光」を主要テーマに近現代の作品を紹介。印象派の作品から、ゲルハルト・リヒター、ケリス・ウィン・エヴァンス、ロニ・ホーン、杉本博司など現代作家の新収蔵作品まで広く鑑賞できる。展示室はもちろん、アトリウムなど開放的な空間や森の遊歩道での作品鑑賞も、同館ならではの醍醐味だ。

『ポーラ美術館開館20周年記念展 モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に』

開催期間:4/9~9/6
会場:ポーラ美術館
TEL:0460-84-2111
開館時間:9時~17時 ※入館は閉館30分前まで
休館日:無休
料金:一般¥1,800
※開催の詳細はサイトで確認を
www.polamuseum.or.jp/sp/monettorichter
※臨時休止、展覧会会期や入場可能な日時の変更、入場制限などが行われる場合があります。

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変容する世界の中で、自然と人為の関係を改めて問う

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『Smoke and Fog (マテリアルのユーレイ)』2021年

金氏徹平が世界の変容をとらえようと試みる、新しい“彫刻”のインスタレーション。創造の原点に立ち戻るかのような作品をはじめ、使用済みコンクリートなど市原市内で収集した素材をコラージュした新作、解体とコラージュの再生によるS.F.シリーズの最新作。異なるものやイメージ、現在の価値観を掛けあわせるように創作に向かう作家の境地が、約50作品から浮かび上がる。

『金氏徹平 S.F. (Something Falling/Floating)』

開催時間:4/16~6/26
会場:市原湖畔美術館
TEL:0436-98-1525
開館時間:10時~17時 ※土・祝前日は9時30分~19時、日・祝日は9時30分~18時。入館は閉館の30分前まで
休館日:月 ※祝日の場合は翌平日
料金:一般¥1,000
※開催の詳細はサイトで確認を
https://lsm-ichihara.jp
※臨時休止、展覧会会期や入場可能な日時の変更、入場制限などが行われる場合があります。

※この記事はPen 2022年6月号より再編集した記事です。