進化を続ける「パティスリィ アサコ イワヤナギ」がイートイン専門店として、昨秋に「アサコ イワヤナギ サロン・ド・テ」をオープン。目の前で仕上げるライブ感のある空間で、スイーツをはじめ、モーニングやランチを堪能できる。

シェフパティシエールの岩柳麻子さんがつくるパフェには、朝から列ができる。そして注目は、この新店のみで供する「朝パフェ」。

トップにルッコラやバルサミコソースをかけ、トッピングはシナモンシュガーとガーリックバターを用いた自家製酵母のラスク2種。水切りヨーグルトやアーモンドのブランマンジェがミルキーなコクをプラスし、出来たてのジェラートやソルベ、フレッシュフルーツのマリネ、レモンジュレなどを加え、香りや味わいが重なる。黒糖仕上げの自家製グラノーラのザクザクした食感も小気味よい。

味と色が計算し尽くされたパフェは、その瞬間しか楽しめないグラスの中の儚いアートのようだ。