タイの暮らしや文化を覗けるYouTubeチャンネル5選

  • 文:まにょ
  • タイポグラフィ:テラウチギョウ

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TheGaijinTrips

「世界のYouTube」タイ編

海外在住の書き手が各国のおもしろいYouTubeチャンネルを紹介するシリーズ。今回はタイ・バンコク在住のまにょさんに、おすすめのチャンネルを紹介してもらった。

依然として海外旅行は自粛ムードだが、SNSや動画配信サービスを通じて、海外文化に触れられる機会は増えている。日本の自宅にいながら、遠く離れた異国の暮らしにアクセスすることもたやすい。現在バンコク在住で、自身もタイでVlog投稿をしている筆者が、現地のおすすめYouTubeチャンネルを5つ紹介。日本語や英語字幕に対応しているチャンネルも多いので、言語の壁をさほど気にせず楽しめるはずだ。

1.タイ人にも大人気の日本人チャンネル「MAIBARU ThaiVlog まいばる」

タイには、在住日本人によるチャンネルが数多く存在する。その中でも不動の人気を誇るのが、「まいばるの旅行Vlog」だ。ガイドブックには載っていない、タイ人でもなかなか足を運ばない”秘境”や”秘島”といった、マニアックなセレクトが彼女の魅力。現地のタイ人フォロワーも多く、まさに国境を超えて愛されているチャンネルだ。

この動画では、バンコクから車で30分ほどで行けるクレット島の穴場スポットを紹介。素朴でかわいらしい島の風景を、美しい映像と音楽で堪能できる。日本語とタイ語字幕の2言語に対応。

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2.ロマンあふれる男ひとり旅「TheGaijinTrips」

続いてのVlogは、”男ひとり旅”がテーマ。ローカル鉄道やバイクでの移動もしばしば登場する、ロマンあふれるチャンネルだ。投稿者のベンツはタイ人だが、チャンネル名の「GaijinTrips」には、「アウトサイダー(その土地の部外者)の旅」という意味が込められている。

バンコクから、ローカル鉄道でタイ北部・ランパーン県を旅するこちらの動画。タイの人々の生活や食、北部地方ならではの豊かな自然に癒される。一眼レフやドローンを駆使した映像も素晴らしいのだが、これらの撮影も、彼がたったひとりでこなしているというから驚きだ。残念ながら使用言語はタイ語のみだが、とてもシネマティックな仕上がりなので、映像美のみでも存分に楽しめるだろう。

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3.ローカルフードの食べ歩き「Kia Zaab」

タイといえば、やはりグルメは外せない。こちらはタイ人のキアによる、ローカルフードの食べ歩きチャンネル。美食大国タイでも、こうしたグルメ系チャンネルは非常に人気が高い。取り上げられている屋台やレストランは、日本人向けガイドブックには載っていない、ローカルに人気のお店ばかりだ。

1日に何店舗も食べ歩く「One Day Eat」は、このチャンネルで人気の定番シリーズ。この動画では、なんと7店舗もの屋台飯を紹介している。キアの豪快な食べっぷりと、穏やかで上品な口調のギャップが微笑ましい。大半の動画に英語字幕がついているので、日本人でも比較的とっつきやすいはずだ。

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4.高級不動産から垣間見る、ハイソ系タイ人の暮らし「Mr.Oe」

タイの高級コンドミニアムや戸建てを紹介する不動産専門チャンネル。バンコクの一般的なコンドミニアムは、家賃10万円以下のものが多い。対してこのチャンネルでは、いわゆる”億ション”中心で、明らかにハイソ向けのラインナップだ。プール・ジム付き物件など、日本では考えられない設備の充実レベルから、タイの富裕層の暮らしが垣間見える。

こちらの物件は、販売価格約1億6,000万円のプライベートプール&庭付きヴィラ。緑に囲まれた3階建てで、桁違いの豪華さに、見ているだけでため息が出てしまう。残念ながら、対応言語はタイ語のみだが、家の内部を詳細に撮影してくれているので、言語がわからなくても十分楽しめるはずだ。

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5.バンコク在住日本人のライフスタイルVlog「Manyo in THAILAND / まにょ」

最後に、筆者自身が投稿しているチャンネルを紹介させてほしい。グルメ・観光情報を織り交ぜつつ、バンコクに移住した日本人夫婦のライフスタイルを発信している。ロケ地も、主にバンコク中心部〜近郊をセレクトしているので、タイトな旅行日程の際にも参考にしやすいのではないかと思う。

この動画では、タイの有名ローカルスーパーでの、日常的な買い物の様子を紹介。物価の安さはもちろん、タイならではの商品ラインナップや、驚きの陳列方法にも注目だ。かなりリアルなタイ生活が見て取れるはず。

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