卓越した才能を育み、未来の世代へ伝えるために。ロレックスの芸術文化支援

  • 文:倉持佑次
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現代最高のテノール、ファン・ディエゴ・フローレスも、ロレックスとパートナーシップを結ぶアーティストの一人。 ©Rolex/Hugo Glendinning

スイスの腕時計ブランド・ロレックスは、長きにわたって芸術文化を支援し続けている。創立者ハンス・ウイルスドルフの価値観を受け継ぐ、多岐にわたる取り組みは、芸術文化の発展と持続可能な社会の構築に貢献するものだ。ロレックスと芸術についての詳細に関心のある読者は、ぜひロレックスの公式サイトをご参照頂きたい。

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左:ソプラノ歌手のソーニャ・ヨンチェヴァ ©Rolex/Hugo Glendinning 右:メゾソプラノ歌手のチェチーリア・バルトリ ©Rolex/Emmanuel Fradin

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左:スペインの伝説的オペラ歌手、プラシド・ドミンゴ ©Rolex/Catherine Ashmore 右:世界のプリマドンナでもあるデイム・キリ・テ・カナワ ©Rolex/Ambroise Tzenas

ロレックスと芸術の関係を語るうえで、まずはトップアーティストたちとの継続的なパートナーシップについて触れておかねばならないだろう。ロレックスでは卓越した才能をもつアーティストなどを「テスティモニー」と称し、その活動を支援している。1976年に芸術分野で初のテスティモニーとなったのは、ニュージーランド出身のソプラノ歌手、デイム・キリ・テ・カナワだった。数年後にはスペイン人テノール歌手、プラシド・ドミンゴが加わり、後述するMETライブビューイングにも出演するソプラノ歌手のソーニャ・ヨンチェヴァ、ベルカント・オペラ復興の旗手として活躍するチェチーリア・バルトリなども名を連ねている。

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左:メトロポリタン歌劇場 ©Rolex/Ambroise Tzenas  右:ロイヤルオペラハウス ©Rolex/Ambroise Tzenas
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左:ザルツブルグフェスティバル ©Rolex/Ambroise Tzenas 右:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサート ©Rolex/Jun Keller

またロレックスは、一流の劇場や組織、オーケストラとも長期的な絆を結んでいる。パリ・オペラ座、スカラ座、メトロポリタン歌劇場、ロイヤルオペラハウス、ザルツブルグフェスティバルなど、例をあげれば枚挙にいとまがないが、毎年10万人以上がシェーンブルン宮殿の庭園に集うことでも有名なウィーン・フィル ハーモニー サマーナイト コンサートでは専属パートナーを務め、多くの人々にクラシック音楽を楽しむ機会を提供している。

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2020-2022年度のメントーとプロトジェたち。左:写真家のキャリー・メイ・ウィームス(左)と映画監督のカミラ・ロドリゲス・トリアーナ ©Rolex/Audoin Desforges 右:作曲家のリン=マニュエル・ミランダ(右)と作家や監督、撮影技師として活躍するアグスティナ・サン・マルティンと ©Rolex/Bart Michiels
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左:映画監督のスパイク・リー(右)と俳優のカイル・ベル ©Rolex/Bart Michiels 右:演出家のフィリダ・ロイド(左)と歌手のホイットニー・ホワイト ©Rolex/Bart Michiels

2002年に創設された「ロレックス メントー&プロトジェ アート・イニシアチブ」では、建築、舞踊、文学、音楽、映画、舞台芸術、視覚芸術の各分野の第一人者(メントー)と若手アーティスト(プロトジェ)とを結びつけ、一対一の指導による創造的なコラボ―レーションを通して、芸術的遺産を次世代へと受け継ぐ取り組みを行っている。これまでメントーに選ばれたのは、画家のデイヴィッド・ホックニーや、映画監督のマーティン・スコセッシ、ミュージシャンのブライアン・イーノ、建築家の妹島和世など、錚々たる顔ぶれだ。それぞれのコラボレーションの成果を披露するイベント「ロレックス アート・ウィークエンド」が2年に1度、世界の各都市を巡回しながら開催されている。


このような芸術文化支援に取り組むロレックスが、2018年からスポンサーを務めるのが「METライブビューイング」だ。世界三大歌劇場の一つとされる、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(通称:MET=メト)で上演される最高峰のオペラを、世界各地の映画館で衛星同時中継するもので、豪華かつ壮大なオペラ公演をリーズナブルに楽しめるエンターテインメントとして、世界中で多くの人に親しまれている。

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マスネの《シンデレラ》 ©️Karen Almond/Metropolitan Opera

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プッチーニの《トゥーランドット》 ©️Ken Howard/Metropolitan Opera

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ブレット・ディーンの《ハムレット》 ©️Richard Hubert Smith/Glyndebourne Festival

日本では、日本語字幕入りで現地上演の数週間後に、幕間に行われる歌手やスタッフへの舞台裏でのライブ・インタビューや、大規模なステージ転換といった特典映像とともに観覧が可能になる。最新シーズンは7月21日までに、マスネの《シンデレラ》や、プッチーニの《トゥーランドット》、ブレット・ディーンの《ハムレット》など10作品を上映。ぜひこの機会に本場のオペラに触れてみてはいかがだろうか。

松竹METライブビューイング 公式サイト 

問い合わせ先/日本ロレックス
TEL:0120-929-570(フリーダイヤル)
www.rolex.org