2022年、始まりましたね。今年のお正月は両親のいる実家へ帰らなかったこともあって、あまりお正月気分のないまま、もう1月中旬。今月31日には、新刊『ちょっとサウナ行ってきます』が発売されます。毎回「3ヶ月くらいでちゃちゃちゃーっと書き終わるぞ！」なんて思って書き始めるんですが、そんなちゃちゃちゃーとはいかないもので2021年の半分はこの本を書いていました。

本を書いている時は、何ヶ月も終わらない宿題をずっと抱えている気分なので、なかなかスッキリした気分で旅行へ行くことができません。本を書き終わった今、仕事もコロナも全部忘れて、どこでも行ってきていいよ！と言われたらどこへ行きたいか考えてみましたが、もう一択です。実はコロナ禍になる前に本当に行こうと計画していた国。

ずばり、ウラジオストク in ロシアです！

まず近い！東京から飛行機で2時間半。2泊3日でロシアに行けるってすごくないですか？そして、1番の目的はバーニャ！ロシアのサウナのことです。サウナといえばフィンランドのイメージが強いですが、ロシアにもバーニャがたくさんあります。ウラジオストクのサウナ旅については、2017年にサウナイキタイに掲載されたSaunaCamp.さんの記事「日本から3時間のバーニャ天国！ ウラジオストク「オルガさんのバーニャ」で、 凍った水風呂にダイブするまでの記録！」を読んでからずっと憧れていました。

さらにはわたし、実はフィンランドのサウナよりももっと前にバーニャに出会っていました。以前住んでいたアメリカ・シアトルでロシア人が経営するバーニャに行ったことがあって、そこでの体験が強烈だったのです。

シアトルにあるロシアバーニャ「Banya 5」はこんな感じです。「5」がついているのは、オーナーさんが所有する5つ目のバーニャだからだそうです。

photo : Banya 5

バーニャのドアを開けて裸足で入ろうとしたら中の人たちが一斉に「サンダル！足の皮が溶けるぞ！」とわたしに叫んだくらい、とにかく熱い！耳がもげるかと思いました。奥にあるレンガで要塞のようになっているのがストーブです。このデカさなので熱さは想像できますよね……。

バーニャから出ると頭上に設置してある水の入った桶をひっくり返して、罰ゲームのように頭から冷水をドシャーっとかぶります。

実はこちら、施設のお写真がなかったのでSaunaCamp.の大西さんに本場ウラジオストクのバーニャで撮影した桶の写真いただきました。ロシアではこの頭上桶ドシャー！スタイルがスタンダードなんですね。

そこから水風呂へ。足がつかないくらいの水深で、しかも水温は10度ちょっと下回るくらいでした。10度以下の水温で立ち泳ぎをするって死ぬか生きるかみたいな境地です。

photo : Banya 5

交感神経がバシバシに振り切った状態からの休憩なので、宇宙にぶっ飛ばされたような、もう口が開いたまま閉じない溶けるようなととのい方をしました。

そしてこちらが大西さんにいただいたロシアの水風呂。結構深い水風呂っていうのがバーニャスタイルなんでしょうか？

果たして本場ロシアのバーニャは、激しいストロングスタイルなのか、はたまた実は優しい熱なのか……それを確かめに2022年はウラジオストクのバーニャに行きたい！