宇治茶「放香堂」の茶師・酢田恭行と世界的バーテンダー後閑信吾によるコラボカクテルが登場!

  • 文:久保寺潤子

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コニャックの名家・レミーマルタンと、宇治茶の老舗 京都・放香堂の出合いによって誕生した「茶割ロワイヤル」。華やかでフルーティ、バニラやブリオッシュを思わせる樽香、ウッディな余韻と複雑な味わいを持つ「レミーマルタン1738」に合わせて特別にブレンドした日本茶が、新たなマリアージュを生み出した。

1738年、日本とフランスで歴史に残る飲料が誕生した。日本では永谷宗円により、現在私たちが親しんでいる日本茶の元となる煎茶がつくられ、遥かフランスではルイ15世がレミーマルタンのつくったコニャックを称え、新しいぶどうを作付けする特権を授与。それから280年の時を経て、混じり合うことのなかった両者がカクテルとして誕生した。

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2012年にカクテルの世界大会で優勝し、世界中で注目されるバーテンダー・後閑信吾(左)と、全国茶審査技術の最高位である十段の資格をもつ茶師・酢田恭行(右)。個性的なコニャックに合わせる茶葉についてのセッションが行われた。

華やかで濃厚な味わいと香りをもつ「レミーマルタン1738」と、繊細な風味と余韻が特徴の宇治茶。両者の良さを引き出し、別次元のカクテルへと昇華したのが「茶割ロワイヤル」だ。その立役者は宇治茶の老舗「放香堂」の茶師・酢田恭行と、世界で注目されるバーテンダー・後閑信吾。天保年間より宇治茶を扱う放香堂の自社畑に赴いた後閑は、茶葉選定のプロフェッショナルである酢田とともに、新しいカクテルに使う茶葉について議論を重ねた。芳醇なコニャックとの相性を考えながら試行錯誤の末、酢田がブレンドした茶葉は「1738」と命名された。「カクテルに必要な要素は果実との相性のよさです。このお茶はレミーマルタン1738のもつ華やかでフルーティな持ち味とマッチします」と後閑は話す。

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京都に自社畑をもち、天保年間より宇治茶の販売を続ける放香堂。茶畑で、新しいカクテルに合う茶葉について語り合うふたり。

「茶割ロワイヤル」の材料はコニャックと日本茶の2種類のみ。フルーティで草や花の香りをもつコニャックの華やかさを損なうことなく、爽やかなお茶が全体をまろやかに包みこむ。「食前・食中・食後と、どんなシチュエーションでも楽しめますが、常温でワインのように味わってほしい。中華料理との相性もいいですね」と後閑。このカクテルは12月20日(月)から2022年2月26日(土)まで、後閑がバーテンダーを務める渋谷のバー「The SG Club」にて期間限定で販売する。歴史ある味わいと現代の匠とのセッションにより生まれたカクテルの魅力を、ぜひその舌で味わってほしい。

茶割ロワイヤル

提供期間:2021年12月20日(月)〜2022年2月26日(土)

The SG Club
東京都渋谷区神南1-7-8
予約・問合せ:Tel. 03-6427-0204 www.facebook.com/thesgclub