正方形の宇宙に咲き誇るクリエイションの源に迫る、ニコライ・バーグマンのフラワーボックス20周年記念作品集とは?

  • 文:梶原博子

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装丁は、フラワーボックス同様に正方形 ¥4,950

鮮やかな色彩の花々がつまったフラワーボックスを考案したことで知られる、デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン。フラワーボックスが誕生して20周年を記念した作品集『The Flower BOX Exhibition Celebrating 20 years with the original Nicolai Bergmann flower box』が出版された。

2020年11月に東京・六本木ヒルズで開催した同名の展覧会で披露した100種類以上の作品を掲載する。フラワーボックスの誕生秘話、フラワーボックスとともに歩んできたニコライのヒストリーを収録。彼が敬愛するアーティストや職人たちが、フラワーボックスからインスピレーションを受けてデザインしたものに、ニコライがフラワーアレンジメントを施したアート作品が、大きな目玉となっている。ファッションデザイナーの落合宏理、クリエイティブディレクターの佐藤可士和、有田焼陶芸家の酒井田柿右衛門、陶芸家の今泉今右衛門、人形作家の中村信喬をはじめとするコラボレーションは必見だ。作品集は、2021年10月30日(土)よりニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン各店舗とオンラインショップで販売中。正方形のボックスと花が融合する、クリエーションの源泉を垣間見ることができる。

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右は東京タワーと六本木の街を借景した、ピンクのボックスと花がかわいらしい作品。

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陶芸家・本田伸明とのコラボレーション作品。キューブが折り重なる花器に活けた一輪のバラの凛々しさが際立つ。

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フラワーボックスアーティストの第一人者、ニコライ・バーグマン。