弁当配達を続けた10年間に、 切り取った老人たちのリアルな姿

  • 文:今泉愛子

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『ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ』福島あつし 著・写真 青幻舎 ¥3,960

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

写真家の福島あつしは、大学を卒業した2004年から10年ほど、神奈川県川崎市で高齢者専門の弁当配達のアルバイトをしていた。届け先の老人たちを撮影した写真をまとめたのが本書だ。福島は配達を続けていくうち、高齢者の身体の衰えや部屋の乱れに気づき、動揺することもあったという。何年も使われた形跡がない台所や、狭い廊下で正座して弁当を広げる老人たちの姿を捉えた写真からは、ひとりで老いを迎える切実さが迫ってくる。

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