アーツ千代田 3331にて、10月29日から10月31日の3日間「3331 ART FAIR 2021」が開催される。第10回目となる本フェアは、既存のアートフェアにある「見本市」や「作品の売買」という機能にとどめるのではなく、積極的なコミュニケーションとインスピレーションの場として捉えるものだ。

「芸術性と市場性」を問うオルタナティブなアートフェアの構築を目指し、2013年にスタートした3331 ART FAIRは、元々は中学校の校舎であったアーツ千代田 3331の空間の特徴を活かし、さまざまな空間でプレゼンテーションを展開する。1階のメインギャラリーでは、アートシーンで存在感を放つギャラリーが各地から出展し、体育館では美術館学芸員やインディペンデント・キュレーターらが推薦する若手アーティストの作品が出品される予定だ。そして屋上では、FL田SHディレクター・吉田山が特別展をキュレーション。いずれも見逃せない内容となっている。

さらに今回は、10回目の開催を記念して、コンテンポラリーアートの領域を超え、若手工芸作家の新作やNFTアートの展示・販売などの特別企画も同時開催される。次世代の作家を紹介すると同時に、新たなアート市場にも着目しながら、アーティストたちが作品を通して投げかける多様なビジョンを提示する「3331 ART FAIR 2021」。その場の臨場感に触れることで、新たなインスピレーションを得られるはずだ。

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