目利きが新しい価値として、いま"デッドストック"を選ぶ理由

  • 写真:高橋えりな
  • イラスト:阿部伸二(karera)
  • 編集&文:帯刀憲一郎

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ヴィンテージアイテムは無数に存在し、極めれば奥は深い。年代物と賢く付き合っていく上で知っておきたい、デッドストックを選ぶ理由を紹介しよう。

物欲を刺激するのは、未使用のまま残る当時の姿。

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時代性が最も表れるパッケージ。80年代のBVDのデザインはいなたく、90年代のオニータはシンプル。着るのみならず、見るのも楽しい。参考商品

「ただの売れ残りだから、デッドストック自体に価値はないんです。それを安く仕入れて、新しい価値を付けることが売る側の面白さ」と語るのは、2013年にクローズした名店、「アーカイブ&スタイル」の坂田真彦。06年のオープン時は日の目を見ていなかったパックTにヴィンテージとしての価値を見出した張本人だ。「デッドストックに明確な定義はないけれど、個人的にはアメリカ製であってほしい。当時の計算され過ぎていないつくりやさりげない風合い、時代性が反映されたパッケージがそのまま残っている点にロマンを感じます」。年々入手しづらくなってはいるが、シンプル故に個性が表れるパックTこそ、デッドストックに触れる第一歩に最適だ。

Vintage Master

坂田真彦(さかた・まさひこ)●アーカイブ&スタイル代表。1970年、和歌山県生まれ。2004年にデザインスタジオとしてアーカイブ&スタイルを設立し、06年から13年にかけて同名のヴィンテージショップも運営。現在はさまざまな人気ブランドのディレクターとして活躍している。

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※この記事はPen 2020年7/15号「東京古着日和。」特集より再編集した記事です。

目利きが新しい価値として、いま"デッドストック"を選ぶ理由

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