女性作家の著書にフォーカスし、独特の作品群を揃えた専門書店が誕生

  • 文:仁尾帯刀

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SÃO PAULO サンパウロ
ブラジル

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Photograph by Tatewaki Nio

Eコマースの普及とパンデミックにより閉店する書店が多いなか、今年5月末に、女性作家の著書ばかりを扱う書店「ガト・セン・ハボ」が、学生の多いヴィラ・ブアルケ地区にオープンした。「一般的な書店で女性作家の作品は、圧倒的な数の男性作品の陰に隠れていると感じます」と語るのは、オーナーのジョアナ・ステイン。書店で取り扱う作品は自ら選んでいて、ブラジルを含むグローバル・サウスの作品を多く紹介したいという。

専門書店だからこそ客との会話も弾むそうで、客から薦められる書籍情報も聞き、取り扱いを検討するという。人と人とのつながりを大切に、今後は書店で女性作家のトークイベントや出版記念会も行っていく予定だ。

www.instagram.com/gato.sem.rabo

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