ミラノのISSEY MIYAKEでは、ミラノデザインウィークの開催期間中、デザイナーやアーティストなど、クリエイティブな仕事に携わる人々とともに創造性を讃え、人々が共感できる喜びや驚きを感じられるような協働プロジェクトである特別展示「In the Making」を開催している。
今年3月に始動した、IM MENやA-POC ABLE ISSEY MIYAKEをはじめとする、ISSEY MIYAKE各ブランドのデザインとものづくりのプロセスに焦点を当て、プロダクトをデザインすることと通じている、という観点から紹介。

ISSEY MIYAKEで行われているデザインとものづくりは、かたちをつくるということに留まらず、着る人のライフスタイルを基点にして衣服を制作。社会と向き合いながら独自の素材を開発し、ものをつくるプロセスを見直すことに取り組んでいる。企画段階から店頭までの一連の流れを徹底的に研究する姿勢は「プロダクト」と共通していて、統合されたデザインと合理的なシステムを見い出すことができた。こうして生み出された衣服は、まるで生活の中で実用性を果たすアイテムのようだ。
In the Makingでは、IM MENとA-POC ABLE ISSEY MIYAKEの最新作をオリジナルディスプレイで展示するとともに、本展の趣旨に沿ってキュレーションされたISSEY MIYAKEの他ブランドの最新作も紹介する。

---fadeinPager---

19世紀の歴史的邸館がショップになった、ミラノのISSEY MIYAKE