
今年の夏も暑かった、そしてこの暑さは、9月に入っても続くとのことだ。基本的にはステイホームで仕事をしているのだが、仕事や愛犬の散歩でたまには外に出掛けることになる。そういう時になにをつけるのが正解か。急な豪雨でも安心なスポーツウォッチ? それとも気軽なカジュアルウォッチ? もちろんどちらでもいいのだが、僕はもっぱら、時計じゃなくてコレをつけている。
フマキラー「どこでもベープ未来」は、蚊取り線香のウェアラブル版で、小さなサイズながらその効果は驚くほど。“夕暮れの神社”のような蚊に刺されそうな場所でも、これをつけるようになってからは、被害はほとんどない。しかも腕に着けられるので、行動の邪魔にならないのも嬉しいところだ。
その代わりに時計をつけなくなった。なんせこの角形フォルムは一見するとアップルウォッチ的であるため、もう片方の手首に時計をつけると“両腕に時計をつけている人”にもみえる。それはちょっと自分的にはトゥーマッチなので、痒み対策と時刻確認を天秤にかけ、いまは「どこでもベープ未来」なのだ。
特にこれからの季節の蚊は本気だ。蚊は産卵するために吸血するが、秋が深まるほど最後の産卵チャンスとばかりに蚊が本気になって吸うらしい。そのため、蚊の生息エリアに行く時はより注意が必要になる。だから時計をつけている場合じゃないのである。
しかしながら、手首は不思議な場所だ。時計は最も目立つ腕に装着したいがために、小型化&高機能化した。スマートフォンの便利さを享受するためにスマートウォッチが生まれ、過去には腕に着用できる携帯電話やテレビも存在した。そしていまは、蚊取り線香が残暑の手首を支配している。なるほど、手首という人体の一等地は、テクノロジーを進化させるための実験場なのかもしれない。
さて、次に手首に着けるモノは、なにになるのだろうか?