東京2020の公式アートポスターの原画や習作も。フィリップ・ワイズベッカー展が開催

  • 文:山下紫陽

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本展で展示されるバックパックのシリーズ。他にも立体作品を含む多彩な作品が楽しめる。

東京・目黒のGALLERY CLASKAでは2021年9月4日(土)より、フィリップ・ワイズベッカー作品展『PHILIPPE WEISBECKER / in sight』を開催する。東京2020オリンピック公式アートポスターのひとつにも選ばれた「Olympic Stadium」の原画や習作をはじめ、多彩な作品の数々が展示される。

CLASKAとワイズベッカーの関係は深く、2009年にCLASKA Gallery & Shop "DO" の2号店のオープンに合わせてオリジナルのショッパーを製作するにあたってイラストを依頼したことから交流が始まった。その翌年には、料理研究家・長尾智子の著作『あさ、ひる、ばん、茶』の挿画としてワイズベッカーが描き下ろした原画を店内で展示販売。以来、「Line Work」(2011)、「Manufacturing」(2013)、「En Noir et Blanc et Couleur」(2016)、「Work in Progres」(2018)と、ほぼ2年おきに個展を開催。日本でのファンを着実に増やしている。

今回はオリンピックスタジアムを鳥瞰でとらえ、シンプルな線で描き出した「Olympic Stadium」の原画や習作以外にも、バックパックやプラスティックのカゴ、虫叩きといった日用品を描いた作品から、金具などをモチーフにした立体作品まで、幅広く展示。一方、CLASKAのディレクターである大熊健郎が最も惹かれたという、かつてバルセロナにあった古い繊維工場を物語的に描いた一冊の作品「HILATURAS VINAS」は、全てのページを会場に展示できないこともあり、作品集として書籍化。工場の外観や、紡績機械、反物らしきものが整然と並んでいる風景など、ワイズベッカーのファンにはたまらない内容となっているので見逃せない。

なお、本展は新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し、入場人数に制限を設けての開催となる。土・日・祝日は予約優先で、40分の入れ替え制となるので、詳細はウェブサイトでチェックして。

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「HILATURAS VINAS」に収められた作品のうちのひとつ。
ショッパー.JPG
ワイズベッカーがイラストを手がけたCLASKA Gallery & Shop "DO" のショッパー。

『PHILIPPE WEISBECKER / in sight』
会期:9月4日(土)~10月3日(日)
会場:GALLERY CLASKA 東京都品川区上大崎4-5-26 マンション雅叙苑2号館101
TEL: 03-5773-9667
時間:13時〜18時(水~日)
定休日:月・火曜
入場無料
https://www.claska.com/gallery/philippe-weisbecker-in-sight/

東京2020の公式アートポスターの原画や習作も。フィリップ・ワイズベッカー展が開催

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