サカイが初めてナイキとコラボしたのは2015年のこと。同コラボラインのアイコンともいえる代表的なシューズ「LDワッフル」が誕生したのが19年だ。1970年代の「LDV」と「DAYBREAK」をミックスしたハイブリッド発想はサカイならではのもの。シュータンやスウッシュマークまで重ね合わさり、ミッドソールは後部に大きくはみ出している。どこにもないエキセントリックなデザインとダッドスニーカーブームの後押しも受けて、ファッショニスタの憧れの的になった。
そのLDワッフルがこのたび、さらに異なる3者の手を借りてアップデートされた。その3者とはフラグメントデザイン、クロット 、アンダーカバー。サカイデザイナーの阿部千登勢氏は、今回のコラボレーションに関して以下のように語っている。
「ナイキxサカイ LDワッフルを新しく表現するにあたり、フラグメントデザイン、クロット、アンダーカバーをコラボレーションパートナーに選んだのは、気心の知れた長い付き合いのあるブランドだからです。それぞれのプロダクトについて、ナイキランニング クラシックを新しく表現するという共通の思いを持ち、サカイとパートナーブランド双方のオリジナルをつくることを心がけました」
まず第一弾として8月24日より発売されるのは、フラグメントデザインによる2カラーのモデル。シンプルなネイビーとグレーで、ミッドソールにロゴを配した英文字がプリントされ、シュータン内側にもロゴの稲妻マークがついている。クロットとアンダーカバーのモデルもその後順を追って発売される予定だ。価格もファッションブランドとのコラボとしては値ごろなこのモデル、個性派スニーカーを一足はほしかった人も購入の筆頭候補になりそうな注目株である。

---fadeinPager---