吉井和哉が自らの人生を投影させたオリジナルウイスキーが発売

  • 文:Pen編集部
Share:
吉井和哉オリジナルブレンデッドウイスキー「YAZŪKA」シリーズ。左から「Father」と「BEAUTIFUL」。原材料はモルト・グレーンの「Father」、モルトを使用した「BEAUTIFUL」の2タイプ。容量:700ml、アルコール:47度、ともに8,800円(税込)

日本を代表するロックミュージシャン・吉井和哉が、自らの人生を投影させた本格ワールドブレンデッドウイスキーシリーズ「YAZŪKA(ヤズーカ)」をローンチ。8月19日に「Father」と「BEAUTIFUL」の2種のテイストを発売する。

自身のソロ活動の撮影で訪れたスコットランドのバーで、現地の紳士に薦められたスコッチウイスキーの味に衝撃を受けて以来、人生のさまざまな場面で深く関わり続けてきたという。今回、琵琶湖のほとりの静かな町で、独自のオリジナルウイスキーを製造している長濱蒸留所との縁から、自らの人生を反映させた"2つの味わい"のオリジナルウイスキーを誕生させることとなった。

ウイスキーは吉井和哉本人が味のテーマ設定に始まり、ブレンディングとテイスティング、樽の選定まで、徹底的にこだわって仕上げたもの。長濱蒸溜所が人気シリーズ「AMAHAGAN」や「長濱」で使用しているオリジナルモルトを採用。そこに海外のモルト・グレーンウイスキー数種類を絶妙にブレンドするという「ワールドブレンデッド」の方式を採っている。

これらは「リカーマウンテン」全国178店舗を中心に、酒販店・百貨店などで販売される。それぞれ、世界にただ一つしかない本物のワールドブレンデッド・ウイスキーとして愛される作品となるだろう。

---fadeinPager---

iOS の画像.jpg
吉井和哉(よしい・かずや)●THE YELLOW MONKEY、ソロに関わらず、これまでの音楽活動の中で何度となくイギリス、そしてスコットランドに足を運んできた吉井。スコッチウイスキーの味の魅力に傾倒していきながら、いつか自身の人生を投影したウイスキーをつくりたいという気持ちが強くなっていたという。父親の没後50年を迎える2021年の命日に、自らが考案したウイスキーを発売することとなった。
father.jpg
「Father」は、THE YELLOW MONKEYが大ブレイク時にリリースしたアルバム『FOUR SEASONS』(1995年発売)に収録されている楽曲。短いながらもともに過ごした父親との日々に改めて思いを馳せる。自身を生んだ父親への感謝の気持ちと、またこの不透明な時代を生き抜くための強く明るい生命の力をその味に込めたという。
beautiful.jpg
「BEAUTIFUL」は、「吉井和哉」名義でのファーストシングルとなった楽曲のタイトル。ソロ活動の中でミュージシャンとして、さまざまな葛藤をしている中で絞り出された珠玉の楽曲。この曲の撮影で訪れたスコットランドの地で、本場のスコッチに出合ったという吉井。その当時、葛藤していた心に深く染みわたるウイスキーの味に救われたという。そうした苦しみや悲しみを乗り越えた大人の男から香り立つピーティな苦みと甘さを繊細に表現した。

今回、ウイスキー制作者である吉井和哉本人と長濱蒸溜所代表取締役社長の伊藤啓氏に取材が実現。「YAZŪKA」シリーズの誕生秘話に迫る特集記事が、7月28発売の雑誌Penおよび同日公開のPen Onlineに掲載される予定です。

問い合わせ先/長濱蒸溜所 www.romanbeer.com/whisky