彫刻家・五十嵐威暢が手がけた、愛らしい象のオーナメントが7月中旬より発売

  • 文:野村萌々

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五十嵐威暢の創作活動の原点といえる、象のオーナメントを製品化。サイズは3サイズ展開。子・母・父と、家族で楽しみたい。左から、S(W81×D61×H28mm)¥3,960(税込)、M(W95×D79×H28mm)¥4,950(税込)、L(W117×D98×H31mm)¥6,380(税込)

彫刻家の五十嵐威暢は、アクソノメトリック図法によるニューヨーク近代美術館のカレンダー、サントリーホール・パルコ・カルピスのロゴデザインなど、グラフィック・プロダクトデザイナーとしても活動している。さまざまな素材でつくられたパブリックアートの代表作はニューヨーク近代美術館をはじめ、世界30カ所以上の公立美術館に永久保存されるなど、評価が高いアーティストだ。

そして今回、五十嵐の創作活動の原点ともいえる、学生時代から描いていた動物のイラストレーションの中から、最も愛着のあった丸みを帯びたおおらかな象のオーナメントを販売する。製作に際しては想像以上に困難を極め、一時は断念したものの、デザインショップのプロデュース、高精度加工技術をもつ栗原精機と出合うことで、シンプルかつ美しいカタチの再現に成功。コロナ禍に縁起のいいとされる象のオーナメントは、7月中旬にデザインショップ他、全国小売店にて順次販売される。

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五十嵐威暢(いがらし・たけのぶ)●1944年、北海道まれ。73年の東京のギャラリーフジエでの初個展「動物イラスト展」では、アルミ、アクリル、布にシルクスクリーンで印刷された動物の大判作品が会期中に完売となった。photo by Rumiko Ito

問い合わせ先/デザインショップ
https://www.designshop-jp.com