オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」が、新開発のムーブメントを搭載してリニューアル

  • 文:笠木恵司

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リニューアルされたオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」。新開発の自動巻きムーブメント「キャリバー4308」を搭載。ダイヤルのアワーマーカーはこれまで細身のバーインデックスだったが、2種類のブロックスタイルに変更。時間がわかりやすくなった。スポーツテイストをさらにアップグレードしたといえそうだ。

高度な防水性と堅牢性を備えたダイバーズウォッチは、潜水に無縁な人にも魅力的な機能美を感じさせる。とりわけ特徴的なのは分目盛りを刻んだ回転ベゼル=ダイビングスケールであり、持つ人のアクティブなスポーツマインドを鮮やかに印象づけるシンボルといえるだろう。

この回転ベゼルは風防ガラスの外周に配置されるのが一般的だが、これをダイヤル内部の周縁に設定したのがオーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」だ。今回仲間入りするのは、八角形でビス留めの大型ベゼルが個性的な「ロイヤル オーク オフショア」から派生した300m防水のハイスペックな本格派。そのスタイルを崩すことなくダイバーズモデルに不可欠な機能を追加するため、回転式のインナーベゼルを採用したのである(誤動作を防ぐ逆回転防止機構付き)。

このため衣服の袖口で抵抗を感じさせることがなく、街中での日常使いにも違和感なく溶け込む。この「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」がリニューアルされ、新開発のムーブメントと3種類のカラーリング、そして簡単に交換できるストラップを伴って新登場した。

カーキ色をダイヤルとストラップにアレンジ。3時位置の小窓はデイト表示。リューズは傷がつきにくいブラックセラミック製(ネジ込み式)。10時位置のボタンでインナーのダイビングスケールを回転する。自動巻き(キャリバー4308)、ケースはステンレス・スチール、ケース径42㎜、パワーリザーブ約60時間、300m防水、着脱が簡単なブラックラバーストラップが付属。¥2,805,000(税込)

ポリッシュとサテンの2種類の仕上げで巧みに磨き分けた外観はほとんど変わっていないが、ダイヤルのアワーマーカーを細身のバーインデックスからブロックスタイルに変更。12時、6時、9時は長めに、そのほかは短い角形にデザインされており、時間がわかりやすくなった。それぞれファセットが施された立体的なアプライド(埋め込み)なので、ダイバーズモデル特有のボリュームも感じられる。これらに塗布された蓄光式夜光は細身のバーよりまとまりがあるため、暗所での視認性も向上したのではないだろうか。

スポーツテイストをよりアップグレードしたと解釈できそうだが、これらのアワーマーカーはすべて18Kゴールド製。「メガタペストリー」と呼ばれる独特の装飾が施されたダイヤルの12時位置には、同じくゴールド製のAPロゴが植え込まれている。以前はプリントだったが、アワーマーカーも含めて高級腕時計にふさわしいデザインになったといえる。

ステンレス・スチールのケースに、ゴールド製アワーマーカーは異色だが、そうした「オフショア」の仕様は1972年に誕生した「ロイヤル オーク」がルーツ。ステンレス・スチールケースによる"ラグジュアリースポーツ"の先駆けとなったモデルのため、必ずしもミスマッチとはいえない。むしろ、このコンセプトを高度な次元で継承した"ラグジュアリー・ダイバーズ"と呼ぶにふさわしい究極の一本といえるだろう。

2種類のラバーストラップを簡単に交換可能

「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」のケースバック。新開発の自社製自動巻きムーブメント「キャリバー4308」を搭載。ブラックのローターは22Kのピンクゴールド製で、サンドブラストとサテンブラッシュで仕上げている。毎時2万8800振動のハイビートになったが、パワーリザーブは約60時間を堅持。

「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」は外観こそリニューアルだが、ムーブメントは新開発の「キャリバー4308」を搭載している。前作の「キャリバー3120」は毎秒6振動だったが、8振動(毎時2万8800振動)のハイビートに進化。ムーブメントの直径も26.6㎜から32㎜に拡大しており、高振動化しても約60時間のロングパワーリザーブは継承。一杯に巻き上がっていれば、腕から時計を外しても2日半は動き続ける。特許取得のメカニズムによって、時計の機能調整時の安定性と精度も向上したという。サファイアクリスタルのケースバックから、このムーブメントの鼓動と丁寧な仕上げを見ることができる。

ダイヤルのカラーリングは、カーキ、ブルー、グレーの3種類。インナーのダイビングスケールは、ブルーはブラック、グレーはブルーをベースに白抜き。カーキは15分ゾーンと数字がベージュという個性的な組み合わせになっている。このダイビングスケールは、ゼロ位置を分針に合わせるだけで経過分が測定できるので、潜水時間はもちろん、会議や打ち合わせなどにも利用できる。また、1分ごとに目盛りが刻まれた15分ゾーンは、予定時間を先回りしてセットした時に威力を発揮する。たとえば30分後の分針の位置にダインビングスケールのゼロ位置を合わせておけば、そこからの経過が分単位で把握できるからだ。使い方は工夫次第だが、かつては潜水から浮上する予定時間に合わせておき、減圧待機時間を測るために利用されていたといわれる。

清新なブルーの「メガタペストリー」ダイヤルに、18Kホワイトゴールド製のアワーマーカーが映える。ケースは機械式時計らしい硬派なフォルムだが、サテンとポリッシュを丁寧に磨き分けており、宝飾的な美しさも備えている。スペックはカーキモデルと同じ。ブラックラバースラップも付属。¥2,805,000(税込)

タイムレスなグレーカラーをアレンジしたモデル。3時位置のリューズと10時位置のボタンをグレーセラミックにして同色に統一。八角形のベゼルの下に見えるのは防水用のガスケット。このモデルにはブルーのラバーストラップが付属。¥2,805,000(税込)

こうした機能とは直接的に関係しないが、新たに導入された嬉しい仕組みがユーザーでも簡単に着脱できるストラップだ。ラグとの接続部の裏側にある2つのボタンをプッシュするだけで簡単に外れる。ダイヤルカラーと同色のラバーストラップに加えて、カーキとブルーにはブラックラバーストラップ、グレーにはブルーラバーストラップが付属。これをラグに差し込むだけでカチリと接続できるので、2種類の雰囲気を愉しむことができる。

ダイバーズウォッチは海中での使用を前提として高い防水性や気密性を備えており、精度や堅牢性などにも優れているため、潜水に限らずタウンユースでも大変に重宝する。新しい「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」は、こうした機能性に加えてスタイリッシュなダイアルとモダンなカラーリングを導入。ひと目見るだけでも高級感と重厚な存在感が伝わってくる。

圧倒的な個性とラグジュアリー感でファッションをセンスアップする、重要なアイテムとしても愛用できるのではないだろうか。

問い合わせ先/オーデマ ピゲ ジャパン TEL:03-6830-0000
https://www.audemarspiguet.com

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オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」が、新開発のムーブメントを搭載してリニューアル

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