建築家・青木淳のアタマの中をのぞく? ロロ・ピアーナ 銀座店のファサード誕生までを公開。

  • 文:Pen編集部
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デザインのインスピレーション源となったロロ・ピアーナの歴史とDNA。極上の“Touch(手触り)”を生み出すブランドの真髄と、その手触りからインスピレーションを得てファサードが誕生するまでの過程を青木がキュレーションし、視覚と触覚の両方で演出する。

ロロ・ピアーナが建築家・青木淳のキュレーションによるエキシビション「青木淳展 – The Touch Of Architecture」を5月 9 日までロロ・ピアーナ 銀座店4階にて開催している。銀座の街並みの中で、空に向かってうねりを見せる同店の細く長いファサードは、控えめながら特殊な輝きを放つ。この印象的なファサードを設計したのが青木だ。彼はロロ・ピアーナが誇る素材の究極の手触りからインスピレーションを得て、非常にやわらかでなめらかな肌触りを硬い物質で表現するという、相反するコンセプトに挑戦した。

店舗最上階である4階は、普段はVIPルームとして使用されている特別なスペース。この空間を一般公開して開催される今回のエキシビションでは、印象的な銀座店のファサードのデザインが、青木の思考の中でどのように生み出され、実際にカタチとなったのか。その誕生までのストーリーを紹介する。

青木はロロ・ピアーナの製品、素材について次のようにコメントしている。

「製品に触れてまず印象的だったのは、ビキューナやベビー・カシミアといった貴重な素材の感触でした。非常になめらかで、素肌に触れてもチクチクしない、これまで体験したことのないものでした。温かみがあるのだけどシャープで、視覚的に表現するならば光沢に近いと思いました。ブランドカラーであるクンメルも、レンガ色なので温かく重みがあるのだけれど、生地に触れるとツルっとしています。本来共存しそうにない要素が、ロロ・ピアーナでは共存し得るのです」

訪れる者は、青木がロロ・ピアーナの生地に実際に触れて感じたことや、インスピレーションを得て建築というカタチにしていくそのプロセスを体験できることだろう。

展示会場中央に設置されるのは、薄くやわらかなファブリックを重ねたスクリーン。ここに銀座店が誕生するまでの軌跡が投影される。

2020年6月に東京・銀座中央通りにオープンしたロロ・ピアーナ 銀座店。ファサードの高さは 56m。上部30mが宙に舞い上がっているかのような形状だ。

青木淳展 – The Touch Of Architecture

住所:東京都中央区銀座3-5-8 ロロ・ピアーナ銀座店 4F
開催期間:4/16〜5/9
開催時間:11時〜20時(入場は閉館の30分前まで、4/24、4/25はイベントのため11時〜15時)
TEL:03-5579-5181
https://jp.loropiana.com/ja/Ginza-Aoki-Exhibition

※開催日時・内容などが変更となる場合があります。事前の確認をお薦めします。