タグ・ホイヤー「カレラ」の新作が登場! ポルシェとの公式パートナーシップ締結を記念したモデル

  • 文:笠木恵司
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ポルシェのレガシーを継承するデザインエッセンスを巧みに融合。ストラップのステッチもポルシェのインテリアから着想を得たという。自動巻き、ステンレス・スチール、ケース径44㎜、ブラックセラミック製タキメーター付きベゼル、パワーリザーブ約80時間、100m防水。タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェ スペシャルエディション」¥693,000(税込)

タグ・ホイヤーとポルシェは長く親密な友好関係を続けてきたが、今年2月に正式なパートナーシップの締結を発表。レースから製品開発に至るまで、総合的かつ長期的なコラボレーションを展開していくという。この協力関係を祝した記念モデルとして「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェスペシャルエディション」が登場した。

いささか長い名称だが、「カレラ」が両社を結び付ける歴史的なキーワードだ。この「レース」「競争」を意味するスペイン語が特別な重みを持つようになったのは、1950年代前半に開催された過酷極まりない公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」に由来する。約3000キロを5日間で走破する大会で、1954年にポルシェはクラス優勝。このレースに参戦するハイパワーなエンジンを「カレラ」と呼んでいたことから、グレードを示す名称となり、後にモデル名として定着している。


タグ・ホイヤー「カレラ」命名の理由

このスペシャルエディションのために特別開発された“アスファルト加工”ダイヤル。インデックスや時分針には暗い場所でも蛍光で視認性を確保できるスーパールミノバ®︎を塗布。

 一方、タグ・ホイヤーの前身であるホイヤー社では1963年にモータースポーツを前提とする高性能で視認性に優れたクロノグラフを開発。こちらも、わずか5回(5年)で中止された伝説的な公道レースに敬意を表して「カレラ」と命名された。奇しくも同年にはドイツ・フランクフルトのモーターショーで革新的な「ポルシェ911」(当初は901と呼称)がデビュー。スポーツカーの理想を体現したことで世界から絶賛されている。

このように両社は「カレラ」をコアとして半世紀以上にも及ぶ物語を紡いできたが、そのレガシーが今回のパートナーシップでようやく交錯することになる。この記念モデルも、直線的で堅牢なラグを特長とするクロノグラフ「カレラ」に、ポルシェ特有の機能主義的なデザインエッセンスを融合。レッド、ブラック、グレーのポルシェカラーを腕時計全体にアレンジしている他、見やすい大型のタキメーター付きベゼルにはポルシェの赤いロゴを刻印。立体的なアプライド(植え込み)で視認性の高いアラビア数字のマーカー(分/秒)も、ダッシュボードの雰囲気を表現。また、カーフレザーのストラップにはポルシェのインテリアにインスパイアされた独特のステッチが施されている。


タグ・ホイヤー「カレラ」に搭載されたムーブメントは?

サファイアクリスタルでシースルーになったケースバックから、ポルシェのハンドルを模した自動巻きローターが見られる。

それだけでもファンには十分かも知れないが、このモデルの最重要なポイントはダイヤルのアスファルト加工だ。タイヤをグリップするざらついたサーキットの路面をみごとに再現。車の限界を競うカーレースへの熱い想いが感じられる。搭載されたムーブメントは最新型の「キャリバー ホイヤー02」。スタート・ストップ操作をスムースに伝達するコラムホイール式で、針飛びを起こしにくい垂直クラッチを採用している他、約80時間のロングパワーリザーブも利便性が高い。

昔からクルマ好きは腕時計好き、その逆も然りといわれてきた。このスペシャルエディションは、両者を満足させるだけでなく、チャレンジングなレーシングスピリットを胸の奥に秘めた男たちを魅了するのではないだろうか。

レーシングカーの流線型デザインをアレンジしたブレスレット仕様のモデル。自動巻き、ステンレス・スチール、ケース径44㎜、ブラックセラミック製タキメーター付きベゼル、パワーリザーブ約80時間、100m防水。タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェ スペシャルエディション」¥715,000(税込)

問い合わせ先/LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL:03-5635-7054