モノをもたない人が増えている。
スマホの登場が多くのツールをひとつへ集約させたように、科学や技術の進化は道具との付き合い方を劇的に変化させた。
一方で、機能性だけでは測れないものもたくさんある。
師匠や先人から受け継いだ想い、自分と向き合うためのルーティン、自らの手となり創作の支えとなる道具、出会いの感謝をカタチにしたもの……。
さまざまな人の「愛用品」を通して見えてきたのは、ものへの愛着だけでなく、暮らしの中でなにに重きを置くかという各々の価値観であり、生き方だ。
ものを選ぶ、つまりそれは、どう生きたいかを選ぶ行為でもあるからだ。
自分にとって本当に必要なものはなにか? そんなヒントをくれる65人の、愛用品とともに生きる物語を紹介しよう。
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★見どころをピックアップ!
●人生を語るもの
佐藤可士和 「本質」を追求した、デザイン哲学に共感する。
平野啓一郎 ともにしてきた時間を物語る、味わい深い逸品。
坂本龍一 日々身近にあって、安らぎをもたらすもの。