リビングで寛ぐためにはソファが欠かせない――その考えを覆す椅子が現れた。アクタスとプロダクトデザイナーの深澤直人、マルニ木工による共同プロジェクトから生まれたラウンジチェア、「MEGURO(メグロ)」だ。
三者によるプロジェクトは今回が2回目。「より上質で、時代に左右されず、そして人々に永く愛され続ける家具を世に送り出す」というコンセプトから始まり、2013年にダイニング家具シリーズ「AOYAMA(アオヤマ)」を発表した。
イームズラウンジチェアやエッグチェアなど、重厚感のあるラウンジチェアとは異なり、MEGUROは細いフレームが支え合うスマートなデザインだ。背もたれは座面よりも横幅が広く、ゆったりと身体を預けることができる。また、座面の位置や重心が低くつくられているため、オットマンなしでも快適に過ごすことができる。
深澤直人は、「椅子を決めるということは、自分のライフスタイルや生き方を決めることに価します。MEGUROは、そうするに相応しいアイテムです。あと10年後に価値観や暮らし方が変わったら変えようというような過渡期の椅子ではなく、私の人生はこれでいこうと、決めるときに選ぶのがこの椅子だと思います」と語っている。
自宅で過ごす時間が増え、インテリアの見直しを考えている人も多いのではないだろうか。ソファや既存のラウンジチェアとは一味違った寛ぎの空間をもたらしてくれるMEGUROは、座る人の十年、二十年、その先の人生にも寄り添って、支えてくれるはずだ。
問い合わせ先/アクタス
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