1位. アジアの純真 (PUFFY『amiyumi』収録)
2位. ダンスはうまく踊れない (石川セリ『気まぐれ』収録)
3位. 手引きのようなもの (井上陽水奥田民生『ショッピング』収録)
デビュー曲にして大ヒットを記録した「アジアの純真」。井上陽水が手がけたラブソングでもメッセージソングでもない摩訶不思議な歌詞は、世代を超えて支持された。
「PUFFYならなんでもアリだよね、って初めから自由にやらせていただけて」(亜美)
「通常思いつかないような歌詞を歌えたことが本当にありがたかった。『渚にまつわるエトセトラ』の歌詞にハリソン・フォードを登場させてくれたから、本人にも会えて目の前であのフレーズを歌えたよね」(由美)
「キョトーンとしてたね(笑)」(亜美)
陽水の楽曲にはふしぶしに歌いたくなる魅力があると、PUFFYのふたりは語る。
「普通に予測できる歌詞とメロディラインの組み合わせじゃないから、これ習得したい!みたいな気持ちになります。釣り好きとしては、陽水さんと民生さんの共作『手引きのようなもの』の歌詞を思い浮かべながら針と糸を垂らすのが好きです」(亜美)
「『 Make-up Shadow』の《パラダイス、ハリウッド》っていうところが好き。石川セリさんに楽曲提供した『ダンスはうまく踊れない』も、子どもの頃に聴いてすごくいい歌だなと思っていました。ダンスは踊れなさそうだよね、陽水さん(笑)」(由美)

吉村由美、大貫亜美 (PUFFY)●1996年、奥田民生プロデュースのシングル「アジアの純真」でデビュー。アヴリル・ラヴィーンなど海外の著名アーティストからも楽曲提供を受けるなど、近年は日本のポップ・ アイコンとして世界を舞台に活動している。

こちらの記事は、Pen 2020年5月1・15日合併号「【完全保存版】井上陽水が聴きたくて。」特集からの抜粋です。