「2010年代」という時代を、ポップカルチャーで振り返る。

  • 文:今泉愛子
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『2010s』 宇野維正/田中宗一郎 著 新潮社 ¥1,870(税込)

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

気鋭の論客、宇野維正と田中宗一郎が2010年代のポップカルチャーを総括する。レディー・ガガら社会や政治にコミットするミュージシャンの台頭、ときに他者への攻撃性を言葉にするラップミュージックが世界で人気となり文化の架け橋となった状況や、スポティファイやネットフリックスなどのサブスクリプションモデルにまで言及。インターネットによってますます熱しやすく冷めやすくなった消費スタイルが、文化にどう影響しているかを是々非々で討論する刺激的な内容だ。



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