この機能で山を走り、デザインで街を歩く。万能のトレランシューズで新しい足元を。

  • 文:高橋一史

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「イノヴェイト」の「FLYROC 345 GTX CD」¥21,600(税込)

この夏の足元はスニーカーで過ごしてますか、それともスポーツサンダルですか? こうも暑いと重厚な革靴を脇に追いやり、軽快なシューズを毎日履いている人も多いでしょう。スニーカーブームが続いている昨今ですが、「同じカジュアルシューズでもワークやミリタリーが新鮮」と新しい足元を探す声も聞かれます。そんなネクストスニーカーの役割として注目されてきたのが、トレイルランニングシューズです。

土にまみれて岩を踏み、水にも濡れる山走りに必要な機能を備えたシューズは、タウンユースでも文句なしのパフォーマンスを発揮します。軍モノのような色やデザインもあり、一般スポーツ用のスニーカーにはないタフな表情が魅力です。

ここに紹介するのは、2003年にイギリスでスタートした、まだ若いシューズブランド「イノヴェイト(inov-8)」の最新2モデル。実は2005年に誕生したローカット「FLYROC 345 GTX CD」と、2006年のハイカット「ROCLITE G 286 GTX CD」のロングセラー2モデルをアップデートさせたものです。ともにゴアテックス搭載の防水仕様で、このたびアッパーがコーデュラナイロンになり耐久性がアップしました。

「山をゆっくり走る」というコンセプトのハイカットは、足型が日本人向けの幅広タイプへ変更されました。さらに凄いのは、特殊な炭素素材「グラフェン」を世界で初めてランニングシューズのアウトソールに使ったこと。グラフェンは、これを発見した2名のイギリス人博士が、この功績により2010年のノーベル物理学賞を受賞したほどの画期的な新素材です。超軽量で強く柔軟な同素材を活用したシューズは、地面のグリップ力とすり減りにくさが高められています。

より軽量なローカットも、高機能なハイカットも、流行中のアースカラーの服やアクティブな服と相性抜群です。郊外で過ごす休日、雨の日の通勤、街中でのショッピング、出張、旅行に大活躍する万能シューズです。

「FLYROC 345 GTX CD」の別色は、ミリタリーやワーク感覚。

高機能なハイカットの「ROCLITE G 286 GTX CD」は、トレッキングシューズとしても人気。¥23,760(税込)

グラフェンが使用されて、より丈夫になったアウトソール。

イノヴェイトの今季ラインアップの一部。

「FLYROC 345 GTX CD」「ROCLITE G 286 GTX CD」ともに、8月下旬より発売予定。

問い合わせ先/デサント トウキョウ
TEL:03-6804-6332
www.inov-8-jp.com/home