京都の人気コーヒー店がオープンした焙煎所兼ギャラリー「ロースタリー ドーター /ギャラリー サン」で、美しい時間を過ごしましょう。

  • 写真:内藤貞保
  • 文:小長谷奈都子
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七条通と堀川通の交差点近くに位置する3階建てのビルに、2018年12月オープン。

「ワイフ&ハズバンド」。その名のとおり、夫婦ふたりで営む京都の自家焙煎コーヒーの人気カフェが、新しい店をオープンしました。場所は、京都駅や西本願寺から近い大通り沿いに立つ、昭和30年代建築の古いビル。1階が焙煎所、2階がギャラリー。名前は「ロースタリー ドーター /ギャラリー サン(Roastery DAUGHTER / Gallery SON)」です。

「カフェをオープンして1年ほど経った頃から、焙煎所を探していました。最初に思い描いていた自然に囲まれた田舎とは真逆の場所になったけれど、この古いビルを見た瞬間にここだと確信しました」と、店主の吉田恭一さん。床や壁を剥がして素の姿にした後、白いペンキを塗った空間には、あちこちで探してきた古いカウンターや棚が並びます。

焙煎所のオープンとともに誕生したコーヒーが、新しいブレンド「SON」。従来のブレンド「DAUGHTER」は、1日に何度でも飲めるすっきりした飲み口の深煎り。「SON」は、よりコクのあるボディをもった、ミルクと相性のいいブレンドで、カフェオレにも合うように生み出されたものです。さらに、ギフトボックスも新たに登場。深みのある赤いボックスと青いコーヒー豆のパッケージとのコントラストが、ハッとするような美しさです。「大切な人への贈り物に使ってもらえるようなギフトボックスをずっとつくりたいと思っていました。何度も試作を重ねて、ようやく思い通りのボックスが完成しました」

焙煎した豆を販売する1階のショップと最新式の焙煎機を分かつフロアの中心にある鉄骨の階段を上がれば、吉田さんの審美眼で選ばれた古道具が並ぶギャラリーが。骨董市で発見した名もなき道具や、フランスやベルギーから届いた食器やリネンなどが並びます。選ぶポイントは「美しいと感じるかどうか」だそう。ここでは不定期で、ポップアップショップなどのイベントも開かれます。

店内を包む芳しいコーヒーの香りと、吉田夫妻のセンスと人柄から生み出される独特の心地よい空気感。「一粒でも多くの豆を届けたい」という思いから生まれた新しい店もまた、多くの人に愛される場所になりそうです。

「念願の焙煎所ができて大満足!」と語る店主の吉田恭一さんと幾未(いくみ)さん。

入り口を入って左手がショップコーナー。カウンターや棚、照明などすべて古道具で、オープン間もないのに既に場所に馴染んだ空間となっています。

ギフトボックスにはブレンドの「DAUGHTER」と「SON」の2種が入って¥3,564(税込)。3種入りは「INDONESIA」が加わって¥5,184(税込)。単品のブレンド2種とシングルオリジン5種は、200g入りで各¥1,512(税込)

自宅用だから箱は不要という人のため、ガス抜きのバルブやエージレスなしの袋詰めをさっと包むラッピング紙も用意。箱入りのものから54円(税込)引きです。

店の入り口の右手に鎮座するのが、真新しいフジローヤル社製の10kgタイプの焙煎機。

国内外から集められた古道具が並ぶ2階のギャラリー。「ワイフ&ハズバンドより、モノを通してお客様とゆっくり話せるかもしれませんね」と吉田さん。

ここはコーヒー豆と古道具の販売のみで、コーヒーを飲むことはできません。営業は不定のため、事前にサイトをチェックしてください。

Roastery DAUGHTER / Gallery SON(ロースタリー ドーター /ギャラリー サン)
京都府京都市下京区鎌屋町22 
TEL:075-203-2767
営業時間:12時〜18時30分
※不定営業のため下記サイトで営業日を要確認
www.wifeandhusband.jp