創業200周年を迎える「ブルックス ブラザーズ」の豪華ビジュアルブックで、アメリカンスタイルの王道を知ろう。

  • 文:小暮昌弘

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2010年のキャンペーンに使われたビジュアル。アイビーリーグの学生に着想を得たスタイリングです。スタンダードなジャケットに、カラフルなパンツをコーディネートしています。

1818年創業、アメリカ最古のアパレルブランドであるブルックス ブラザーズが、来年、200周年を迎えます。この記念の年を前に出版社リッツォーリニューヨークから出版された『BROOKS BROTHERES:200 Years of American Style』が2017年12月3日(日)に日本でも発売されます。ブルックス ブラザーズは、ポロカラー(ボタンダウン)シャツを世に送り出し、レップタイやグレーのフランネルスーツ、ポロコートなどのアイコニックなアイテムを、アメリカだけでなく世界中に流行させた、アメリカを代表する老舗です。エイブラハム・リンカーン、ジョン・F・ケネディといった歴代の米大統領、グレース・ケリー、キャサリン・ヘップバーン、フレッド・アステア、スティーブ・マックイーンなどのハリウッドセレブリティなど、世界中の人々に愛用されてきました。また、ハリウッド創世記から数々の名画で銀幕を飾り、『華麗なるギャツビー』(2013年)ではアカデミー衣装デザイン賞を獲得。近年では『グリー』『ゴシップガール』『マッドメン』など話題のTVドラマにも衣装を提供しています。

今回の本は、ブランドの歴史や世界観とともに、2世紀に渡って多くの人に愛され続けてきたブルックス ブラザーズのスタイルが一冊にまとめられたビジュアルブックです。編集を担当するのは元US版『ハーパースバザー』編集長で、ファッション・ジャーナリストであるケイト・ベッツ。序文を書くのは『オフィシャル・プレッピー・ハンド・ブック』の著者リサ・バーンバック。全256ページ、225枚の画像が収録された豪華本です。アメリカンスタイルだけでなく、ファッションに関心のある方、必見の一冊といえます。

ニューヨークのマディソン街346番地にあるブルックス ブラザーズの旗艦店。1818年に創業し、5度目の移転の後、1915年にこの場所に旗艦店を建設しました。

1950年代の旗艦店のウィンドウディスプレイ。夏の週末向けのカジュアルな帽子やシューズなどが美しく並んでいます。

豊富なカラーバリエーションを誇るポロシャツ。胸に刺繍されているのは、シンボルマークの「ゴールデンフリース」。これはリボンに吊るされた子羊を模したもので、欧州の騎士団に由来するマークです。

ブルックス ブラザーズのクラシックスタイルをカジュアルにアップデートコレクションが「レッド フリース」。夕陽を浴びながらスケートボードで軽やかにスピンしています。

『BROOKS BROTHERES:200 Years of American Style』¥7,560(税込)。2017年12月3日(日)からブルックス ブラザーズ全店と公式ホームページにて発売。※アウトレットは除く

問い合わせ先/ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL:0120-185-718
www.brooksbrothers.co.jp